オベーションギターの評判は？人気ない？購入前に知りたいポイント

オベーションのギターが気になっているものの、ネットで検索しても口コミが少なく、不安を感じていませんか？

デザインが独特で評価が分かれるため、実際の評判がどうなのかを知りたいと考えている方も多いです。

実は、オベーションギターは一般的なアコースティックギターとは異なる構造を持ち、賛否が分かれます。

「弾きにくいのでは？」と思う方もいれば、「軽量で持ちやすい」という声もあるため、評価が難しいです。

そこで本記事では、オベーションギターの特徴やメリット・デメリットを詳しく解説します。

弾きやすさや音の特性、どのような人に向いているのかについても掘り下げていきます。

オベーションギターの本当の評判を知り、自分に合ったギターかどうかを見極めましょう。

オベーションギターの評判を考察

オベーションギターは、その独特なデザインと機能性から、多くのギタリストに愛されてきました。

一方で、一般的なアコースティックギターとは異なる点が多いため、賛否が分かれることもあります。

ここでは、オベーションギターの特徴やメリット・デメリットを詳しく解説し、実際の評判を考察していきます。

オベーションギターの特徴

オベーションギターは、他のアコースティックギターとは一線を画すユニークな仕様が特徴です。

ボディの形状や素材、エレクトロニクスの搭載など、独自の工夫が施されており、演奏性や音質に大きな影響を与えています。

ここでは、オベーションギターならではの特徴について詳しく見ていきましょう。

独自の丸いデザイン

オベーションギターの最大の特徴の一つが、バック（背面）が丸みを帯びたデザインになっていることです。

この設計は、航空技術を応用したリラコードという特殊素材を使用し、伝統的な木製ギターとは異なる音響特性を持たせるために考案されました。

丸いバックによって、音の反響が均一になり、豊かでバランスの取れたサウンドを生み出します。

しかし、その形状ゆえに、通常のフラットバックのギターと比べると、座って演奏する際に滑りやすいという声もあります。

軽量で持ち運びやすい

オベーションギターは、一般的な木製のアコースティックギターよりも軽量であることが特徴です。

その理由は、ボディバックに使用されているリラコードという樹脂素材にあります。

この素材は、木材よりも軽く、耐久性が高いため、持ち運びやすさを向上させるだけでなく、環境の変化にも強いというメリットがあります。

ライブ演奏や移動の多いミュージシャンにとっては、大きな利点となるでしょう。

優れた音響性能

オベーションギターは、独自のボディ構造によって、クリアで輪郭のはっきりした音を生み出します。

特に、高音域の抜けが良く、ライブやレコーディング時にも音が埋もれにくいという特徴があります。

また、トップ材にはスプルースやカーボンファイバーなど、音響特性に優れた素材が使用されており、明瞭なサウンドを実現しています。

ただし、従来の木製アコースティックギターと比べると、音の温かみや深みがやや控えめに感じられることもあります。

耐久性に優れた素材

オベーションギターのリラコード製ボディは、温度や湿度の変化に強く、長期間安定した状態を保つことができます。

木製のギターは、環境によってボディが歪んだり、ネックが反ったりすることがありますが、オベーションギターはそのリスクが少ないのが特徴です。

また、ボディ自体が頑丈なため、多少の衝撃では割れたりひびが入ったりしにくく、長く愛用できる耐久性の高さも魅力の一つです。

エレクトロニクス搭載

オベーションギターは、多くのモデルでエレアコ（エレクトリックアコースティック）仕様になっています。

プリアンプやピエゾピックアップが搭載されているため、アンプやPAシステムに直接接続でき、ライブや録音でも安定したサウンドを提供します。

また、EQやチューナー機能が付いているモデルも多く、演奏環境に応じた細かい音作りが可能です。

このエレクトロニクスの充実度は、オベーションギターがプロのステージで活躍する理由の一つとなっています。

弾きにくいと言われる理由

オベーションギターは、独自のデザインや構造を持つため、一般的なアコースティックギターとは異なる弾き心地になります。

特に、慣れていないプレイヤーからは「弾きにくい」と感じられることもあります。

ここでは、オベーションギターが弾きにくいと言われる理由について詳しく解説します。

丸いバックが持ちにくい

オベーションギターのボディバックは丸みを帯びた形状をしており、これが演奏時に持ちにくさを感じる原因の一つです。

通常のフラットバックのアコースティックギターとは異なり、座って弾くときに体にフィットしにくく、滑りやすいという声もあります。

特に、ストラップを使わずに膝の上で演奏する場合、安定感を得るために姿勢を調整する必要があります。

そのため、立って演奏する際はストラップを活用することで、快適にプレイしやすくなるでしょう。

ネックが少し太め

オベーションギターのネックは、一般的なアコースティックギターよりも若干太めに設計されていることが多いです。

このため、手が小さい人や、細めのネックに慣れているプレイヤーにとっては、コードを押さえるのが難しく感じられることがあります。

特に、長時間演奏する際には、指への負担が大きくなりやすい点も考慮すべきポイントです。

ただし、ネックの太さに慣れれば、しっかりとした握り心地と安定感を得られるメリットもあります。

アコギ特有の弦の硬さ

オベーションギターは、アコースティックギターの特性を持っているため、エレキギターに比べて弦が硬く感じられます。

特に、エレキギターから持ち替えたばかりのプレイヤーは、押弦の際に指が痛くなることがあるでしょう。

また、弦高（弦の高さ）が高めに設定されているモデルもあり、押さえにくさを感じることもあります。

ただし、適切なセッティングや、細めの弦を選ぶことで、弾きやすさを向上させることが可能です。

高音域が強調されがち

オベーションギターは、独自のボディ構造と素材によって、クリアでシャープなサウンドが特徴です。

そのため、高音域が強調されやすく、特に指弾きや軽いピッキングでは「音が硬い」と感じることがあります。

また、低音の響きが控えめなモデルもあり、アコースティックギター特有の温かみを求めるプレイヤーにとっては、やや物足りなく感じるかもしれません。

ただし、EQやピックの種類を工夫することで、音のバランスを調整することは可能です。

ボディサイズが大きい

オベーションギターは、モデルによってはボディサイズがやや大きめに設計されています。

これにより、特に体の小さい人や、コンパクトなギターに慣れている人にとっては、抱えにくさを感じることがあります。

また、座って弾く際には、ボディが大きいために演奏ポジションを調整しなければならない場合もあります。

一方で、大きなボディは音量や響きを豊かにする利点もあり、ストラップを活用すれば演奏時の負担を軽減できます。

オベーションがダサいと言われるワケ

オベーションギターは、他のアコースティックギターとは異なるデザインや特徴を持っています。

そのため、一部のギタリストからは「ダサい」と言われることもあります。

しかし、これは見た目の好みや音の好みによるものが大きく、実際には多くのアーティストに愛用されているギターです。

ここでは、オベーションギターがダサいと言われる理由を掘り下げていきます。

独特すぎるデザイン

オベーションギターの最も特徴的な部分は、その丸みを帯びたボディバックと、多くのモデルで採用されている「リーフ型サウンドホール」です。

伝統的なアコースティックギターは、中央に丸いサウンドホールを持つのが一般的ですが、オベーションはデザイン性と音響特性を重視し、独自の形状を採用しています。

しかし、このデザインが一部のギタリストには奇抜に映り、「一般的なギターと違いすぎてダサい」と感じられることもあります。

特に、クラシックな見た目を好む人には、オベーションのデザインは馴染みにくいかもしれません。

素材が安っぽく見える

オベーションギターのボディバックには、リラコードという特殊な樹脂素材が使用されています。

この素材は、軽量で耐久性に優れ、音響特性にも優れたものですが、木材と比べると「プラスチックっぽく見える」と感じる人もいます。

特に、アコースティックギターは木の温かみや高級感が重要視されることが多いため、リラコード製のボディがチープに見えてしまうことがあるのです。

ただし、実際には木製のギターよりも頑丈で、環境変化にも強いという大きなメリットがあります。

音色が硬いと感じられる

オベーションギターは、高音の抜けが良く、クリアな音質が特徴ですが、その分「音が硬い」と感じる人もいます。

伝統的な木製のアコースティックギターは、温かみのある豊かな響きを持ちますが、オベーションの音はシャープで輪郭がはっきりしています。

この特性が、アコースティックギター特有のまろやかさを求める人にとっては「機械的な音」「冷たい音」と捉えられることがあるのです。

しかし、ライブやバンド演奏ではこのクリアなサウンドが埋もれにくく、むしろメリットとなることも多いです。

シンプルさに欠ける

オベーションギターは、多くのモデルでユニークな装飾やデザインが施されています。

特に、エリートシリーズなどのモデルでは、サウンドホール周りに複雑な装飾が施されており、シンプルなデザインを好む人には派手に見えることがあります。

また、トップ材のカラーバリエーションも豊富で、個性的なデザインのものが多いため、「ゴチャゴチャしている」「落ち着きがない」と感じる人もいるかもしれません。

一方で、この独自性こそがオベーションギターの魅力でもあり、他のギターとは違う個性を求めるプレイヤーには高く評価されています。

過去のイメージが強い

オベーションギターは、1970〜1980年代に多くのアーティストに愛用され、一時代を築きました。

しかし、その後のアコースティックギター市場では、伝統的な木製ギターの人気が再燃し、オベーションの存在感はやや薄れていきました。

このため、「昔のギター」「時代遅れのデザイン」といったイメージを持たれることがあります。

ただし、現在でも多くのプロミュージシャンが使用しており、その独自性と機能性は変わらず評価されています。

オベーションギターのスタイルを好むプレイヤーにとっては、この過去のイメージもまた、ヴィンテージ的な魅力の一つと言えるでしょう。

オベーションギターはどこの国製？

オベーションギターは、アメリカの楽器メーカー「Kaman Music Corporation（カマン・ミュージック・コーポレーション）」によって開発されました。

1960年代に誕生し、航空宇宙技術を応用した独自のボディ素材「リラコード」や、特徴的なマルチサウンドホールを取り入れた革新的なギターとして知られています。

現在、オベーションのギターは主に2つの生産ラインに分かれています。

アメリカ製の高級モデルは、コネチカット州の工場でハンドメイドされており、プロのアーティストにも愛用されています。

一方で、手頃な価格帯のモデルは韓国や中国などのアジア圏で生産されており、初心者から中級者向けに展開されています。

生産国によって品質や価格帯が異なりますが、どのモデルもオベーションならではの特徴を備えており、用途や予算に応じた選択が可能です。

オベーションはあまり人気がない？

オベーションギターは、現在のアコースティックギター市場において、マーティンやギブソン、ヤマハといったブランドに比べると、それほど目立った存在ではないかもしれません。

その理由のひとつは、独自のデザインや構造が好みを分ける点にあります。

伝統的な木製ボディのギターと比べると、プラスチック製のバックや特徴的なサウンドホールのデザインが「一般的なアコギと違う」と感じる人も少なくありません。

また、オベーションは特にライブ演奏やステージでの使用に適したギターとして開発されており、純粋なアコースティックサウンドを求める人には選ばれにくい傾向があります。

しかし、エレアコとしての性能は非常に優れており、特にアンプを通した際の音の明瞭さやハウリング耐性の高さが評価されています。

そのため、ライブでの使用を想定しているプレイヤーには根強い人気があり、特定のニーズに応じたギターとして愛用されています。

オベーション使用アーティストは？

オベーションギターは、世界中の多くのアーティストに愛用されてきました。

特に、1970年代から1980年代にかけては、その革新的なデザインとエレクトロアコースティックギターとしての性能の高さから、多くのミュージシャンがステージで使用していました。

代表的な使用アーティストとしては、ポール・マッカートニー、ジョン・レノン、ジョン・ボン・ジョヴィ、ブライアン・メイなどの名だたるミュージシャンが挙げられます。

また、日本では尾崎豊や浜田省吾などのアーティストがオベーションを愛用していたことでも知られています。

近年では、より伝統的な木製ボディのギターが主流になっていますが、それでもライブ演奏向けのエレアコとしてオベーションを選ぶアーティストは少なくありません。

特に、アンプを通した際のクリアなサウンドを求めるミュージシャンにとって、オベーションは今もなお魅力的な選択肢のひとつです。

オベーションギターの評判と賢い選び方

オベーションギターは、独自のデザインと機能性を備えたエレアコとして、多くのギタリストに支持されています。

しかし、その個性的な特徴ゆえに「どのモデルを選べばいいのか分からない」と迷う人も少なくありません。

特に初心者にとっては、適切なモデル選びが重要になります。

ここでは、オベーションギターの評判を踏まえつつ、初心者が失敗しない選び方について解説していきます。

初心者が選ぶポイント

オベーションギターにはさまざまなモデルが存在し、それぞれ特徴が異なります。

初心者がオベーションギターを選ぶ際は、「演奏スタイルに合っているか」「持ちやすさ」「価格」「デザイン」など、いくつかのポイントを意識することが大切です。

自分に合ったギターを見極めるためのチェックポイントを、詳しく見ていきましょう。

エレアコが必要か検討する

オベーションギターはエレアコとして設計されているモデルが多く、アンプを通した演奏を前提に作られています。

そのため、アンプを使わずに自宅で弾き語りをしたい人にとっては、音の響きが物足りなく感じることがあるかもしれません。

ライブ演奏や録音を考えているならエレアコモデルが便利ですが、自宅用なら純粋なアコースティックギターも選択肢に入れると良いでしょう。

予算に合ったモデルを選ぶ

オベーションギターは、エントリーモデルからプロ仕様のハイエンドモデルまで幅広いラインナップがあります。

初心者向けの「セレブリティ」シリーズは、5万円〜10万円程度と比較的手頃な価格で購入できます。

一方で、本格的な演奏を目指すなら「エリート」シリーズや「アダマス」シリーズなど、より高品質なモデルも検討する価値があります。

ただし、予算オーバーにならないよう、自分の目的やレベルに合った価格帯のギターを選ぶことが大切です。

軽量で持ちやすいモデルを選ぶ

オベーションギターの特徴のひとつは、ボディバックに樹脂素材「リラコード」を使用していることです。

これにより、一般的なアコースティックギターと比べて軽量化されていますが、モデルによってはサイズが大きめのものもあります。

特に、ライブ演奏をする場合や長時間の演奏を考えているなら、持ちやすく、体への負担が少ないモデルを選ぶことが重要です。

小柄な方や初心者には、スーパースリムボディやミディアムスケールのモデルがおすすめです。

見た目を確認してから購入する

オベーションギターは、伝統的なアコースティックギターとは異なるデザインを持っています。

特に、リーフ型のサウンドホールや独特なカラーリングは、好みが分かれるポイントでもあります。

見た目の好みは、演奏のモチベーションにも影響を与えるため、購入前に自分が気に入るデザインかどうかをしっかり確認しましょう。

また、ライブで使う場合は、ステージ映えするカラーやデザインを選ぶのも一つのポイントです。

実際に試奏してから決断する

ギターは、スペック表や口コミだけでは分からない部分が多いため、できる限り楽器店で試奏することをおすすめします。

オベーションギターは一般的なアコースティックギターとは異なる弾き心地のため、実際に触れてみて「持ちやすさ」「弾きやすさ」「音の響き」などをチェックすることが大切です。

特に、ネックの太さやボディのフィット感は、人によって合う・合わないが分かれるため、納得できるまで試奏してから決めましょう。

オベーションギターの種類

オベーションギターには、用途や価格帯に応じたさまざまなモデルが存在します。

特に代表的なシリーズとして「アダマス」「エリート」「セレブリティ」の3つがあり、それぞれ特徴や価格帯が異なります。

ここでは、それぞれのモデルの特徴を詳しく解説していきます。

アダマス

オベーションの最上級モデルで、カーボンファイバー製のトップと独特なリーフホールが特徴です。

これにより、非常にクリアでパワフルなサウンドを実現しています。

ステージ演奏に適した耐久性と演奏性を備え、プロミュージシャンやハイエンドユーザーから高い評価を受けています。

独特なルックスも魅力の一つであり、中古市場でも高値で取引されることがあります。

セレブリティ・エリート

オベーションの中では比較的手頃な価格帯で、初心者から中級者まで幅広く支持されています。

ラウンドバックボディとエレアコ機能を備え、コストパフォーマンスに優れています。

クリアでバランスの取れたサウンドは、多様なプレイスタイルに対応可能です。

複数のサウンドホールが特徴的で、音響効果にも寄与しています。

セレブリティ・スタンダード

セレブリティ・エリートよりもさらにリーズナブルな価格帯のエントリーモデルです。

オベーション特有のサウンドと演奏性を手軽に楽しむことができます。

これからオベーションを始める方や、気軽に演奏を楽しみたい方におすすめです。

レジェンド

オベーションの代表的なモデルの一つで、ソリッドスプルーストップとディープボウルボディから生まれる豊かで温かみのあるサウンドが特徴です。

幅広い音楽ジャンルに対応できる汎用性を持ち、ストロークプレイにもフィンガーピッキングにも適しています。

カスタムレジェンドは、プロミュージシャンにも愛用されました。

中古でオベーションを買う際の注意点

オベーションギターは新品だけでなく、中古市場でも多く取引されています。

特に、廃盤モデルや上位モデルをお得に手に入れたい場合は、中古品を選択肢に入れるのも一つの方法です。

しかし、中古ギターには状態の良し悪しがあるため、購入前に慎重にチェックすることが重要です。

ここでは、中古のオベーションギターを購入する際に注意すべきポイントを解説します。

外観に傷やへこみがないか

中古ギターを購入する際、まずチェックすべきポイントは外観の状態です。

特に、オベーションギターはリラコード素材のボディバックを採用しているため、傷やへこみが付きやすい傾向があります。

ボディトップやサウンドホール周りに大きなダメージがないかを確認し、割れやひびがある場合は避けたほうが無難です。

また、ネックとボディの接合部分にも注目し、歪みやクラックがないかをチェックしましょう。

見た目だけでなく、演奏性にも影響を与えるため、細かい部分までしっかり確認することが大切です。

フレットの摩耗具合を確認

フレットはギターの寿命に大きく関わる重要な部分です。

中古のオベーションギターを購入する際は、フレットがすり減っていないかをチェックしましょう。

特に、よく使われる1〜5フレットあたりは摩耗しやすく、フレットが凹んでいたり、弦がビビるような症状がある場合は要注意です。

フレットのすり減りが激しいと、修理や交換が必要になることもあり、思わぬ出費につながる可能性があります。

できるだけフレットの摩耗が少なく、メンテナンスが行き届いた個体を選ぶことが理想です。

ピックアップやプリアンプを確認

オベーションギターの大きな特徴の一つが、エレアコ仕様のモデルが多いことです。

そのため、中古を購入する際は、ピックアップやプリアンプの動作確認が欠かせません。

ジャック部分の接触不良がないか、ボリュームやEQのノブが正常に機能するかをチェックしましょう。

また、電池ボックスの腐食やプリアンプの基盤の劣化も確認ポイントです。

アンプに接続して試奏できる環境があれば、実際に音を出してみて、ノイズや音量のばらつきがないかを確かめるのが理想です。

ネックの状態をチェック

ネックの反りやねじれは、ギターの弾きやすさに大きな影響を与えます。

中古のオベーションギターを選ぶ際は、ネックがまっすぐかどうかを慎重に確認しましょう。

方法としては、ギターを正面から見てネックがねじれていないか、または横から見て順反り・逆反りがないかをチェックします。

軽い反りであればトラスロッドの調整で修正できることもありますが、大きく歪んでいる場合は避けたほうが無難です。

また、ネックとボディの接合部分に隙間ができていないかも確認し、演奏に支障が出るような状態でないかを見極めましょう。

保証や返品ポリシーを確認

中古品を購入する際、万が一のトラブルを避けるために、販売店の保証や返品ポリシーを確認しておくことが大切です。

個人売買の場合は保証がないことがほとんどですが、楽器店や専門店であれば、一定期間の保証が付くことがあります。

また、「購入後すぐにトラブルが発生した場合に返品・交換が可能か」なども確認しておくと安心です。

特に、高価なオベーションの上位モデルを中古で購入する際は、アフターサポートの充実度を重視することをおすすめします。

オベーションギターの価格はいくら？

オベーションギターの価格は、モデルや生産国によって大きく異なります。

初心者向けのエントリーモデルであれば、5万円〜10万円程度で購入できるものもあります。

この価格帯のギターは主にアジア圏で生産されており、コストを抑えながらもオベーションならではのデザインやサウンドを楽しめるのが魅力です。

一方で、アメリカ製のハイエンドモデルやカスタムモデルになると、30万円〜50万円以上するものもあります。

特に、トップグレードの「アダマス」シリーズは、高品質な木材やカーボンファイバーを使用し、ハンドメイドで製作されるため、非常に高価になります。

中古市場では、比較的安価なモデルが見つかることもあり、状態の良いものなら新品よりも手頃な価格で購入できる場合があります。

オベーションギターを選ぶ際は、用途や予算に応じて、自分に合ったモデルを探すことが大切です。

オベーションギターの試奏体験談

先日、楽器店でオベーションギターを試奏する機会がありました。

店内のアコースティックギターコーナーに並ぶ中、ひときわ目を引いたのがオベーションの独特なデザイン。

リラコードの丸いバックを手に取ると、まず感じたのは「軽い」ということでした。

一般的な木製のアコースティックギターとは違い、抱えたときのフィット感が少し独特で、最初は少し違和感を覚えました。

しかし、ストラップをつけて立って弾くと、その軽さがむしろ演奏しやすさにつながることに気づきました。

音を出してみると、予想以上にクリアでシャープなサウンド。

高音がよく響き、コードを鳴らしたときの抜けの良さが印象的でした。

一方で、丸みを帯びたバックの形状のせいか、座って演奏すると少し滑る感じがありました。

ただ、慣れれば問題なく扱えそうなレベルです。

エレアコとしての性能も気になり、店員さんにお願いしてアンプにつないでみると、ライブ向きのパワフルな音がしっかり出ることがわかりました。

指弾きでもピッキングでもバランスよく鳴るので、ステージで映えるギターだと感じました。

正直、オベーションには「変わった形のギター」という印象しか持っていませんでしたが、実際に弾いてみると、その設計にはちゃんと理由があることが分かりました。

デザインも音も個性的ですが、用途によっては非常に魅力的な選択肢だと思います。

オベーションギターの評判を総括

記事のポイントをまとめます。

• 独自の丸いバックが特徴で、デザインの個性が際立っている
• 軽量なボディで持ち運びやすく、ライブ演奏に適している
• 高音域がクリアで、シャープなサウンドが特徴的である
• 耐久性の高いリラコード素材を使用し、湿度変化に強い
• エレクトロニクス搭載でアンプを通した演奏にも対応している
• 丸いバックが滑りやすく、座って弾くと持ちにくさを感じる
• ネックがやや太めで、手の小さい人には弾きにくい場合がある
• 独特なデザインが賛否を分け、シンプルさを求める人には不向き
• プロアーティストにも愛用者が多く、ステージ向きのギターである
• 試奏して音とフィット感を確認し、自分に合うか判断が必要である