ヘッドレスギターに興味を持って調べてみると、「ダサい」という意見を目にして不安になったことはありませんか?
デザインが独特なため、かっこいいと感じる人もいれば、違和感を覚える人もいるようです。
他人からダサいと思われているギターを買うのは、なかなか決断できませんよね。
そこで本記事では、「ヘッドレスギターはダサいのか?」という疑問を深掘りし、そう言われる理由や実際の魅力について詳しく解説します。
さらに、選び方やおすすめのモデルも紹介し、納得のいく一本を見つけるための考え方を紹介。
これを読めば、自信を持って自分に合ったギターを選べるようになるはずです。
ぜひ最後までご覧いただき、ヘッドレスギターの本当の姿を知ってください。
- ヘッドレスギターのデザインや特徴に関する理解が深まる
- 購入前にチェックすべきポイントや選び方のコツが分かる
- ヘッドレスギターのメリットとデメリットをバランスよく理解できる
- おすすめモデルや中古購入時の注意点を知ることができる
ヘッドレスギターはダサいのか考察

ヘッドレスギターは、一般的なギターとは異なる独特な形状をしています。
そのため、見た目に対して賛否が分かれることも少なくありません。
特に、ネット上では「ヘッドレスギターはダサい」という意見も見受けられます。
しかし、本当にダサいのでしょうか?
今回は、なぜそのように言われるのかを考察し、ヘッドレスギターの魅力についても掘り下げていきます。
- ヘッドレスギターがダサいと言われる理由
- ヘッドレスギターのメリット
- ヘッドレスギターのデメリット
- ヘッドレスギターのチューニングはどうする?
- ヘッドレスギターはサスティーンに影響を与える?
ヘッドレスギターがダサいと言われる理由
ヘッドレスギターに対して「ダサい」という意見があるのには、いくつかの理由があります。
従来のギターと異なるデザインや、持つ人のイメージによって評価が分かれることが多いのです。
ここでは、具体的にどのような要因が影響しているのかを解説します。
伝統とのズレ
ギターの世界には、長年受け継がれてきた「伝統的なスタイル」が存在します。
特に、レスポールやストラトキャスターのような形状は、多くのギタリストにとって親しみやすいデザインです。
しかし、ヘッドレスギターはその伝統的なデザインから大きく外れています。
ヘッドがないことで「奇抜すぎる」と感じる人もおり、特にクラシックなギターを愛する層からは違和感を持たれがちです。
また、伝統的なロックやブルースのシーンでは、ヘッドレスギターはあまり使われておらず、「本格的なギターらしくない」という印象を抱く人もいるでしょう。
奇抜なデザイン
ヘッドレスギターは、一般的なギターと比べると、かなり個性的な見た目をしています。
ヘッドがないだけでなく、ボディの形状もシャープで未来的なデザインが多いのが特徴です。
そのため、クラシックなギターの形に慣れた人からすると、ヘッドレスギターのフォルムは異質に見えることがあります。
また、視覚的なバランスに違和感を覚える人も多く、特に伝統的なギターを好む層には「受け入れにくいデザイン」と捉えられることもあります。
デザインが前衛的であるほど、好みが分かれやすいのは避けられない点でしょう。
デザインバランスの欠如
ヘッドレスギターは、従来のギターと比較すると、全体のシルエットが大きく異なります。
ヘッドがないため、ギター全体の長さが短くなり、従来のバランス感と違って見えることがあります。
特に、ボディの形が直線的でシンプルなモデルは、ギターとしての「完成された美しさ」が欠けていると感じる人もいるでしょう。
また、ヘッドがないことで、ヘッドストックの装飾やブランドロゴがない点も、ビジュアル面で物足りなさを感じる要因のひとつです。
こうした要素が重なり、一部の人にとっては「アンバランスなデザイン」と映ってしまうのかもしれません。
先入観と認知度の低さ
ヘッドレスギターは、一般的なギターと比べると、まだまだ普及しているとは言えません。
そのため、多くの人にとっては「見慣れないギター」であり、違和感を覚えることがあります。
また、従来のギターを基準に考える人ほど、新しい形状に対して否定的な印象を持ちやすいものです。
さらに、ヘッドレスギターは特定のジャンルやアーティストに支持される傾向があり、それを知らない人からすると「マイナーなギター」と見られがちです。
結果として、単に「よく知らないからダサい」と誤解されてしまうことも少なくありません。
目立ちたがりだと感じる
ヘッドレスギターを使うこと自体が、他のギタリストと異なる選択になります。
そのため、特に保守的なギターコミュニティでは「わざと目立とうとしているのでは?」と思われることがあります。
一般的なギターとは違う見た目をしているため、「個性をアピールしすぎている」と捉えられる場合もあるでしょう。
また、ヘッドレスギターを愛用するアーティストの中には、テクニカルな演奏スタイルを持つ人も多く、「上級者向けのギター」というイメージが強いのも事実です。
そのため、初心者が使うと「格好をつけている」と思われることもあり、そうした誤解が「ダサい」と言われる原因になっている可能性もあります。
ヘッドレスギターのメリット

ヘッドレスギターは、その独特なデザインだけでなく、多くの実用的なメリットを備えています。
従来のギターにはない利便性や演奏性の向上があり、特にライブやレコーディングの現場で重宝されることが増えています。
ここでは、ヘッドレスギターの代表的なメリットについて詳しく解説していきます。
軽くて持ち運びやすい
ヘッドレスギターの大きな特徴の一つは、軽量でコンパクトな点です。
ヘッドがないぶん全体の重量が軽くなり、長時間の演奏でも疲れにくいという利点があります。
また、全長が短くなることでギグバッグやケースに収まりやすく、移動の負担が軽減されます。
特に、ライブやスタジオ演奏が多い人にとっては、大きなメリットとなるでしょう。
さらに、電車や飛行機での移動時にもスペースを取らず、持ち運びの利便性が向上します。
こうした点から、ヘッドレスギターはモバイル性能を重視するプレイヤーに適した選択肢といえます。
安定したチューニング
ヘッドレスギターは、従来のペグ方式とは異なり、ブリッジ部分にチューニング機構が搭載されています。
この設計により、従来のギターよりもチューニングが安定しやすいというメリットがあります。
ヘッドがないことで、ナット周辺の摩擦が減り、弦の張力が均等に保たれやすくなります。
その結果、演奏中にチューニングが狂いにくく、特にライブパフォーマンスやレコーディングの際に安定した音を維持できます。
また、ファインチューナーを搭載しているモデルも多く、微調整がしやすいのも魅力です。
このチューニングの安定性は、プロミュージシャンからも高く評価されています。
全体のバランスが良い
ヘッドレスギターは、従来のギターに比べて重量バランスが改善されています。
通常のギターはヘッド部分が重くなりがちで、ストラップを使うとネックが下がる「ヘッド落ち」が発生しやすいです。
しかし、ヘッドレスギターはヘッドがないぶん、ボディ側に重量が集中し、バランスが取れています。
この設計により、演奏時にネックを支える負担が減り、よりスムーズなフィンガリングが可能になります。
また、立って演奏するときも安定しやすく、長時間のライブやリハーサルでも快適にプレイできるのが特徴です。
こうした点から、演奏のしやすさを重視するギタリストにとって、大きなメリットとなるでしょう。
個性を発揮できる
ヘッドレスギターは、見た目のインパクトが強く、個性的なスタイルを演出しやすい楽器です。
従来のギターとは異なるデザインを持つため、人と違った楽器を使いたいというギタリストにとって、魅力的な選択肢になります。
また、ヘッドレスギターを使うことで、特定のジャンルやアーティストの影響を受けにくく、自分らしい音楽スタイルを確立しやすいのもメリットです。
さらに、最新技術を取り入れたモデルも多く、モダンなサウンドを求めるギタリストにも適しています。
このように、ヘッドレスギターは「個性を大切にしたい」というプレイヤーにとって、大きな魅力を持つ楽器といえるでしょう。
音の響きがクリア
ヘッドレスギターは、余計な共振が少なく、クリアな音を得やすいという特徴があります。
通常のギターでは、ヘッド部分が振動し、それが音の響きに影響を与えることがあります。
しかし、ヘッドレスギターは余計な振動が少なく、ピッキングのニュアンスをダイレクトに伝えやすい設計になっています。
そのため、アタック感のあるサウンドや、明瞭なトーンを求めるプレイヤーにとって適したギターです。
特に、ハイゲインのアンプ設定でも音がこもりにくく、シャープなサウンドを維持しやすいのが魅力です。
また、低音域も引き締まった響きになり、モダンな音楽スタイルにマッチしやすい特性を持っています。
このように、ヘッドレスギターはサウンド面でも優れたメリットを提供してくれる楽器といえるでしょう。
ヘッドレスギターのデメリット

ヘッドレスギターには多くのメリットがある一方で、従来のギターとは異なる点がいくつか存在します。
そのため、プレイヤーによっては扱いにくいと感じる部分もあるでしょう。
ここでは、ヘッドレスギターを使用する際に考慮すべきデメリットについて解説します。
慣れるまで時間がかかる
ヘッドレスギターは、従来のギターと形状や重量バランスが異なるため、最初は違和感を覚えることがあります。
特に、ネックの長さが短く感じられるため、左手のポジション取りに戸惑うことがあるでしょう。
また、ヘッドがないことで視覚的なガイドがなくなり、チューニングペグの感覚に慣れている人にとっては調整が難しく感じることもあります。
さらに、ナット周辺の形状やブリッジ側のチューニングシステムが異なるため、通常のギターとは違った操作が必要になります。
そのため、初めてヘッドレスギターを手にする場合は、慣れるまでにある程度の時間を要するかもしれません。
弦の交換が難しい
ヘッドレスギターは、通常のギターと異なるチューニング機構を採用しているため、弦の交換がやや複雑です。
一般的なギターでは、ヘッドにあるペグを回して弦を張りますが、ヘッドレスギターではブリッジ側でチューニングを行います。
そのため、弦の固定方法や張り方に慣れていないと、交換時に戸惑うことがあります。
また、一部のヘッドレスギターは専用のダブルボールエンド弦を必要とするため、通常のギター弦が使えないこともあります。
ダブルボールエンド弦は種類が限られており、入手しづらい場合もあるため、弦交換の手間が増える可能性があるでしょう。
選べるモデルが少ない
ヘッドレスギターは、従来のギターに比べると市場に出回っているモデルの数が限られています。
特に、一般的なストラトキャスターやレスポールのような定番モデルと比べると、選択肢が少ないのが現状です。
また、メーカーごとにデザインや機能に個性があるため、自分に合ったモデルを見つけるのが難しいこともあります。
さらに、試奏できる楽器店が限られている場合もあり、実際に触って確かめる機会が少ない点もデメリットといえるでしょう。
このように、ヘッドレスギターはまだニッチな存在であり、豊富な選択肢の中から選ぶことが難しい側面があります。
価格が高め
ヘッドレスギターは、従来のギターと比べると価格が高めに設定されていることが多いです。
これは、特別なチューニングシステムやブリッジ構造を採用しているため、製造コストが高くなることが要因の一つです。
また、市場に出回っているモデル数が少ないため、低価格帯のエントリーモデルがあまり多くありません。
そのため、初心者が手軽に購入するには、ややハードルが高いギターといえるでしょう。
特に、有名ブランドの高品質なモデルになると、通常のギターよりも高額になることがあるため、購入を検討する際には予算をしっかり考慮する必要があります。
特定のスタイルには向かない
ヘッドレスギターは、その独特なデザインと機能性から、特定の音楽スタイルにはあまり適していない場合があります。
特に、クラシックロックやブルース、ジャズなどの伝統的なジャンルでは、従来のギターのトーンやルックスが重視されることが多いです。
そのため、ヘッドレスギターを使用すると、ジャンルの雰囲気に合わないと感じることがあるかもしれません。
また、ギターの見た目も演奏スタイルの一部として重要視されることがあり、ヴィンテージ感のあるサウンドやビジュアルを求めるギタリストには向かない可能性があります。
こうした点から、ヘッドレスギターは特定のジャンルでは受け入れられにくい傾向があるため、自分の音楽スタイルに適しているかを慎重に考える必要があるでしょう。
ヘッドレスギターのチューニングはどうする?

ヘッドレスギターのチューニングは、一般的なギターとは異なり、ブリッジ側で行うのが特徴です。
通常のギターではヘッド部分にペグがあり、そこを回して弦の張力を調整しますが、ヘッドレスギターにはペグがないため、ブリッジ側に専用のチューニング機構が搭載されています。
多くのヘッドレスギターには、ファインチューナーと呼ばれる精密な調整が可能なダイヤルが備わっており、細かいピッチ調整がしやすい設計になっています。
また、ヘッドレスギターの弦には、通常のギターと同じシングルボールエンド弦を使用できるものと、ダブルボールエンド弦が必要なものがあります。
ダブルボールエンド弦は、両端に固定用のボールがついており、装着が簡単な反面、対応する弦の種類が限られているため、購入時に注意が必要です。
一方、シングルボールエンド弦対応のモデルであれば、一般的なギター弦をそのまま使用できるため、選択肢が広がります。
いずれの場合も、最初は通常のギターとチューニング方法が違うため戸惑うかもしれませんが、一度慣れてしまえばスムーズに調整できるようになります。
特に、ライブやレコーディングの際には、ファインチューナーによる精密なチューニングが役立つため、音の安定性を求めるギタリストには大きなメリットとなるでしょう。
ヘッドレスギターはサスティーンに影響を与える?

ヘッドレスギターは、従来のギターと比べてサスティーン(音の伸び)に違いが出ることがあります。
一般的なギターでは、ヘッド部分が弦の振動を伝える役割を果たし、ナットやペグが音の響きに影響を与えます。
しかし、ヘッドレスギターはその構造上、ヘッド部分がないため、余計な共振が抑えられ、クリアなサウンドが得られることが特徴です。
このため、サスティーンが短くなるのではないかと懸念されることがありますが、実際にはブリッジやボディの設計によって左右されます。
たとえば、高品質なヘッドレスギターでは、ブリッジの素材やボディの振動特性を最適化することで、十分なサスティーンを確保しています。
特に、StrandbergやSteinbergerといった有名ブランドのモデルでは、サスティーンが長く、豊かな響きを持つものが多いです。
また、ヘッドレスギターの多くはボディが軽量であり、共鳴する部分が少ないため、アタックがはっきりした音が出やすくなります。
これは、メタルやプログレッシブロックのようなジャンルでは有利に働くことが多く、シャープで明瞭なトーンを求めるギタリストには適しています。
逆に、ヴィンテージ系のウォームなサウンドを求める場合は、従来のヘッド付きギターのほうが自然なサスティーンを得やすいかもしれません。
結論として、ヘッドレスギターのサスティーンは一概に短いとは言えず、ギターの設計や演奏スタイルによって大きく異なるということを理解しておくとよいでしょう。
ヘッドレスギターはダサいとならない選び方

ヘッドレスギターは、そのユニークなデザインゆえに「ダサい」と言われることがありますが、選び方次第でスタイリッシュな印象を与えることができます。
見た目だけでなく、プレイスタイルやサウンドの特徴を考慮することで、ヘッドレスギターの魅力を最大限に活かせるでしょう。
ここでは、ヘッドレスギターを選ぶ際に注目すべきポイントについて解説していきます。
- ヘッドレスギターの選び方
- ヘッドレスギターのおすすめ5選
- 中古のヘッドレスギターを買う際の注意点
- Strandbergが弾きやすいって本当?
- ヘッドレスギターの試奏体験談
ヘッドレスギターの選び方
ヘッドレスギターを選ぶ際は、デザインだけでなく、自分のプレイスタイルやサウンドの好みに合ったモデルを選ぶことが重要です。
また、価格やブランドの評判、実際に試奏した際のフィット感も考慮すると、長く愛用できるギターを見つけやすくなります。
ここでは、ヘッドレスギター選びのポイントを詳しく紹介します。
プレイスタイルに合うモデルを選ぶ
ヘッドレスギターには、ジャンルや演奏スタイルに適したモデルが多数存在します。
たとえば、メタルやプログレッシブロックを演奏する場合、高速なリフやテクニカルなプレイに対応できる24フレット仕様のモデルが適しています。
一方で、ジャズやブルースを演奏する場合は、暖かみのあるトーンを出せる木材を使用したモデルが向いています。
また、ネックの厚みやスケール長も重要なポイントです。
薄めのネックは速弾きに向いていますが、厚みのあるネックはしっかりとしたグリップ感があり、コードプレイに適しています。
このように、自分の演奏スタイルに合ったモデルを選ぶことで、ヘッドレスギターの魅力を存分に活かすことができます。
音質とサウンドの特徴を確認する
ヘッドレスギターは、ボディ材やピックアップの違いによってサウンドが大きく変わります。
たとえば、アッシュ材を使用したギターは明るくクリアな音が特徴で、バンドアンサンブルの中でも埋もれにくいサウンドを持っています。
一方で、マホガニー材を使用したモデルは、暖かみのある中低音が強調され、ソロやリードプレイに適しています。
また、ピックアップの種類によっても音質が異なります。
シングルコイルは繊細でクリアな音が特徴で、ジャズやファンクに向いています。
一方、ハムバッカーはノイズが少なくパワフルな音が出るため、ロックやメタルに適しています。
試奏時には、アンプに繋いで好みのサウンドが得られるかを確認することが大切です。
予算を決めて選ぶ
ヘッドレスギターは、エントリーモデルからプロ仕様のハイエンドモデルまで、幅広い価格帯の製品が存在します。
初心者向けのモデルは5万円前後で購入できるものが多く、手軽に試せるのが魅力です。
一方、StrandbergやSteinbergerといった有名ブランドの高級モデルは、20万円以上するものもあり、プロ志向のプレイヤーに適しています。
予算を決める際は、単に価格だけでなく、コストパフォーマンスも考慮することが重要です。
例えば、中級者向けの10万円前後のモデルは、品質と価格のバランスが取れており、長く使うことを前提に選ぶならおすすめです。
また、必要に応じてアンプやエフェクターなどの周辺機材の予算も考えておくと、トータルで満足度の高い選択ができます。
ブランドやレビューを参考にする
ヘッドレスギターを選ぶ際には、ブランドの評判や実際のユーザーレビューを参考にするのも重要です。
Strandbergは、革新的なデザインと快適な演奏性で高い評価を得ています。
Steinbergerは、ヘッドレスギターの元祖ともいえるブランドで、伝統と信頼性があります。
また、IbanezやSCHECTERなどのブランドも、ヘッドレスモデルを展開しており、価格帯やサウンドの傾向が異なります。
レビューをチェックする際は、音質や弾き心地、耐久性など、自分が重視するポイントについて書かれたものを参考にすると良いでしょう。
ただし、評価は個人の好みによる部分も大きいため、複数の意見を比較しながら総合的に判断することが大切です。
実際に触って持ちやすさを確認
ヘッドレスギターは、従来のギターとバランスが異なるため、実際に触れてみて違和感がないか確認することが大切です。
特に、ボディの形状やネックのグリップ感、重量のバランスは、長時間の演奏に大きく影響します。
例えば、Strandbergのギターは超軽量で取り回しが良いですが、逆に軽すぎて安定感がないと感じる人もいます。
また、一般的なギターとは異なるブリッジ構造のため、ピッキングやミュートの感覚も異なる場合があります。
楽器店で試奏する際には、普段通りの演奏をしてみて、弾きやすさやフィット感をチェックすると良いでしょう。
特に、座った状態と立った状態の両方で弾いてみると、演奏時のバランスをより正確に確認できます。
自分にとって最適なギターを見つけるためには、実際に試して納得のいくものを選ぶことが重要です。
ヘッドレスギターのおすすめ5選

個性的なデザインと機能性で注目されるヘッドレスギター。以下に、おすすめの5つのモデルをご紹介いたします。
STEINBERGER Spirit GT-PRO Deluxe
STEINBERGER Spirit GT-PRO Deluxeは、革新的なヘッドレスデザインで知られるSteinbergerのエントリーモデルです。
ボディにはバスウッドを使用し、3ピースのハードメイプルネックが組み合わされています。
R-Tremトレモロシステムと40:1比率のダイレクトプルチューニングを搭載し、安定したチューニングと多彩な演奏表現が可能です。
また、コンパクトなデザインで持ち運びやすく、旅するミュージシャンにも最適です。
Ibanez Q54-BKF
IbanezのQシリーズであるQ54-BKFは、全く新しいヘッドレスギターとして設計されました。
ニャトー材のボディとローステッド・バーズアイ・メイプル指板を採用し、軽量かつ共鳴性に優れています。
R1シングルコイルとQ58ハムバッカーピックアップの組み合わせにより、幅広いサウンドバリエーションを提供します。
ボディは薄くて小さいため、小柄な人や女性も演奏しやすいです。
Donner HUSH-X
Donner HUSH-Xは、手頃な価格帯で高品質なヘッドレスギターを提供するモデルです。
軽量なボディとスムーズなネックデザインで、初心者から上級者まで幅広いプレイヤーに対応します。
内蔵されたピックアップシステムは、クリアでバランスの良いサウンドを実現しています。
SCHECTER OL-NV-HL DBL
SCHECTERのOL-NV-HL DBLは、モダンなデザインと高い演奏性を兼ね備えたヘッドレスギターです。
高品質な木材とパーツを使用し、プロフェッショナルなサウンドとプレイアビリティを提供します。
多彩なトーンコントロールにより、様々な音楽ジャンルに対応可能です。
MOOER GTRSW900
MOOER GTRSW900は、コンパクトなデザインと多機能性が特徴のヘッドレスギターです。
内蔵のエフェクトやアンプモデリング機能を搭載し、幅広いサウンドメイキングが可能です。
持ち運びやすさと機能性を両立したモデルとして、注目されています。
中古のヘッドレスギターを買う際の注意点

新品に比べて価格が安く、掘り出し物が見つかることもある中古のヘッドレスギター。
しかし、購入時にはいくつかのポイントを押さえておかないと、後悔する可能性があります。
ここでは、中古ヘッドレスギターを選ぶ際にチェックすべき重要なポイントを解説します。
ネックの状態を確認
ネックの状態はギターの演奏性に大きく影響します。
反りやねじれがあると弾きにくく、修理が必要になる場合もあります。
購入前に、ネックが真っすぐか、トラスロッド(ネックの調整機構)が正常に機能しているかを確認しましょう。
また、フレットの摩耗具合や、ネックとボディの接合部に異常がないかもチェックしておくと安心です。
弦やパーツの消耗具合
中古ギターは弦やブリッジ、ナットなどのパーツが摩耗していることがあります。
特にヘッドレスギターは、独自のブリッジチューニングシステムを持つものが多いため、部品の劣化が演奏に影響を与える可能性があります。
弦の張り替えやパーツ交換が簡単にできるか、また、スペアパーツが手に入りやすいかも考慮すると良いでしょう。
試奏して音を確かめる
中古ギターは状態によって音の鳴り方が変わるため、必ず試奏してチェックしましょう。
特にヘッドレスギターは構造が通常のギターと異なるため、共鳴やサスティーン(音の伸び)の変化を確認することが大切です。
アンプに接続し、ピックアップの動作やノイズの有無も確認しておくと、安心して購入できます。
購入先の信頼性をチェック
中古のギターは、個人売買やオークションサイト、楽器店など、さまざまなルートで購入できます。
しかし、個人売買では状態の詳細が分からないこともあるため、可能であれば楽器専門店や信頼できる販売店を利用しましょう。
店舗ならメンテナンスが行き届いていることが多く、購入後のサポートを受けられる場合もあります。
返品・保証について確認する
中古ギターを購入する際は、返品や保証の有無も重要なポイントです。
特に、届いた後に不具合が発覚した場合に返品が可能かどうかを事前に確認しておきましょう。
保証付きの中古ギターなら、万が一のトラブルにも対応できるため、安心して使用できます。
Strandbergが弾きやすいって本当?

Strandberg(ストランドバーグ)は、ヘッドレスギターの代表的なブランドの一つで、多くのギタリストから「弾きやすい」と評価されています。
その理由の一つは、独自の「EndurNeck(エンデュアネック)」と呼ばれる特殊なネック形状にあります。
通常のギターのネックは円形やCシェイプが一般的ですが、Strandbergのネックは、手の形にフィットしやすいように平面と角度が組み合わされたユニークな形状をしています。
これにより、自然な手の動きをサポートし、無駄な力を入れずに演奏できるため、長時間弾いても疲れにくいのが特徴です。
また、Strandbergのギターは非常に軽量で、バランスが良く設計されています。
一般的なエレキギターは3〜4kg程度の重量がありますが、Strandbergの多くのモデルは2kg台と、圧倒的に軽い仕様になっています。
この軽さにより、ストラップをつけた状態での演奏時に負担が少なく、ステージ上でのパフォーマンスが向上します。
ただし、ネックの形状やボディの軽さが人によっては違和感につながることもあるため、実際に試奏して自分の手に合うか確認することが大切です。
総じて、Strandbergは「弾きやすさ」を追求した設計がされており、多くのギタリストにとって快適な演奏体験を提供してくれるギターであると言えるでしょう。
ヘッドレスギターの試奏体験談

ヘッドレスギターに興味を持ったきっかけは、L’Arc~en~CielのHYDEさんでした。
PVでスタインバーガーを演奏する姿を見て、カッコいいと思い、いつか購入したいと思っていました。
その後、ヤフーオークションで状態の良さそうな一本を発見し、勢いで落札。
届いたギターを手にした瞬間、その軽さとコンパクトさに驚いたのを覚えています。
しかし、いざ弾き始めると、思わぬ壁にぶつかりました。
まず、独特なブリッジ構造のせいでチューニングが想像以上に難しかったのです。
通常のギターと違い、ヘッド側ではなくブリッジ部分で調整するため、慣れるまで苦戦しました。
さらに、弾いてみると、自分がやっていた音楽との相性が微妙でした。
バンドの音楽性はどちらかというとパンクロックやグランジ寄りで、重低音を意識していたのですが、スタインバーガーのクリアでシャープな音は、思った以上に馴染みませんでした。
何度か弾いたものの、どうしても馴染めなくて、結局手放すことにしたのです。
筆者は上手く扱えませんでしたが、ヘッドレスギターは映えるギターだと思うし、お金に余裕があれば1本持っておいても損はないと思いました。
ヘッドレスギターはダサいの総括
記事のポイントについてまとめます。
- ヘッドレスギターはデザインの独自性から賛否が分かれることがある
- 伝統的なギターと異なるため「ダサい」と感じる人もいる
- 軽量で持ち運びやすく長時間の演奏でも負担が少ない
- 独自のブリッジ構造によりチューニングが安定しやすい
- クリアなサウンドで繊細なニュアンスを表現しやすい
- 慣れるまで演奏感に違和感を覚えることがある
- モデルの種類が限られており選択肢が少ない
- ヘッドがないことでデザインのバランスに違和感を持つ人もいる
- 価格が高めで初心者には手を出しにくい面がある
- プレイスタイルや音楽ジャンルに合うか慎重に選ぶことが重要