左利きの人は、どのギターを選べば良いか悩みますよね、
楽器店に行くと、ほとんどのギターが右利き用。左利き用もあるけれど、種類が少なくて価格も高め。
右利き用をそのまま使うべきか、左利き用を探すべきか…どちらが正解なのか迷う気持ちわかります。
せっかくギターを始めるなら、自分に合った選び方をしたいものです。
そこで本記事では、左利きのあなたのために、どのギターが最適かを詳しく解説します。
ギター選びで失敗しないために、左利き用ギターの利点と欠点、右利き用との違い、選び方のポイントをわかりやすくまとめました。
ギターを始める最初の一歩でつまずかないように、今すぐチェックしてみてください。
- 左利きでも自分に合ったギター選びの方法がわかる
- 右利き用と左利き用のギターの違いを理解できる
- 失敗しないギター選びのポイントを実践的に学べる
- 練習のモチベーションを保つためのヒントを得られる
左利きでギターはどうするかわからない時の疑問
ギターを始めたいけれど、自分が左利きだと気づいたときに「どんなギターを選べばいいの？」と悩む人は多いです。
左利き用のギターを使うべきか、それとも右利き用のギターに挑戦すべきか、初心者にとっては大きな選択になります。
まずは、左利き用ギターのメリットを知り、自分にとって最適な選択を考えてみましょう。
- 左利き用ギターのメリット
- 左利き用ギターのデメリット
- ギターは左利きだと有利って本当？
- 左利き用のコード表はある？
- 日本人で左利きのギタリストは？
- 右利きなのに左でギターを弾くのはあり？
左利き用ギターのメリット
左利きの人にとって、左利き用のギターを選ぶことには多くのメリットがあります。
自然な感覚で演奏できるだけでなく、効率的な練習が可能になり、長く快適にギターを続けられるでしょう。
ここでは、左利き用ギターを選ぶことで得られる5つのメリットを紹介します。
自然な演奏ができる
左利きの人が左利き用ギターを使うことで、無理のない姿勢で演奏できるのが大きなメリットです。
普段の生活で左手を使うことが多い人にとって、左手でピッキング（弦を弾く動作）し、右手でコードを押さえる方が自然に感じられます。
逆に、右利き用ギターを使うと、ピッキングがぎこちなくなり、スムーズな演奏が難しくなることがあります。
演奏のストレスを減らし、音楽を純粋に楽しむためにも、自分に合ったギターを選ぶことが重要です。
演奏効率が上がる
左利き用ギターを選ぶことで、演奏効率が向上しやすくなります。
ギターの演奏では、ピッキングの正確さとコードの押さえ方のバランスが大切です。
左利きの人が無理なく弾けるギターを使えば、指の動きがスムーズになり、習得のスピードも上がります。
また、ストローク（弦を一気にかき鳴らす動作）やフィンガーピッキング（指で弦を弾く奏法）も自然に行えるため、よりリズミカルな演奏が可能になるでしょう。
自分のペースで練習できる
ギターを上達させるには、日々の練習が欠かせません。
左利き用ギターを使うことで、違和感なく演奏を続けられ、ストレスを感じにくくなります。
もし右利き用ギターを無理に使おうとすると、慣れるまでに時間がかかり、モチベーションが下がる可能性があります。
左利き用ギターなら、最初からスムーズに演奏に取り組めるため、練習の成果を感じやすくなり、自信を持ってギターを続けられるでしょう。
体に優しい
自分に合わないギターを使うと、不自然な姿勢で演奏することになり、手首や肩に負担がかかることがあります。
左利き用ギターを使えば、無理のないフォームで演奏できるため、体に優しく、長時間の練習でも疲れにくくなります。
特に、初心者のうちは演奏中の姿勢が安定しにくいため、最適なギターを選ぶことがケガの予防にもつながります。
快適にギターを弾き続けるためにも、体に負担をかけない選択をすることが大切です。
個性が活かせる
左利きギターは珍しいため、演奏スタイルに独自の個性を出しやすいのもメリットの一つです。
多くのギタリストが右利き用ギターを使う中で、左利きギターを弾くことで、見た目のインパクトや独自のプレイスタイルを確立しやすくなります。
また、左利きの有名ギタリストも多く、彼らに憧れてギターを始める人も少なくありません。
自分だけの演奏スタイルを確立し、個性を活かしたギタープレイを楽しんでみてください。
左利き用ギターのデメリット
左利き用ギターには多くのメリットがありますが、デメリットも存在します。
楽器の選択肢が限られたり、コストが高くなったりすることがあり、右利き用ギターと比べると不便に感じる場面もあるでしょう。
ここでは、左利き用ギターを選ぶ際に知っておくべき5つのデメリットを紹介します。
ギターの種類が限られる
左利き用ギターは、右利き用に比べて販売されているモデルの種類が少ないのが現実です。
特にエレキギターでは、人気のあるメーカーやシリーズでも左利き用のラインナップが用意されていないことがあります。
そのため、特定のデザインやブランドにこだわると、自分の好みに合うギターを見つけるのが難しくなるかもしれません。
また、楽器店でも左利き用ギターの在庫が少なく、実際に試奏できる機会が限られるため、選択肢が狭まる点には注意が必要です。
価格が高くなりやすい
左利き用ギターは生産数が少ないため、同じモデルでも右利き用より価格が高くなることが多いです。
特に、有名メーカーの人気モデルやカスタム仕様のギターでは、左利き用の方が割高に設定される傾向があります。
また、中古市場での流通量も少ないため、新品を購入する機会が増え、結果的にコストがかかることも考えられます。
予算に余裕がない場合は、右利き用ギターを選ぶか、中古市場をうまく活用する方法を検討するのも一つの手です。
中古市場が少ない
左利き用ギターは、新品だけでなく中古市場でも選択肢が少ないのが難点です。
右利き用ギターは多くのプレイヤーが使っているため、中古品の流通量が多く、比較的安く良い状態のギターを手に入れやすいですが、左利き用はそうはいきません。
また、中古市場に出回るギターの数が少ないため、自分の欲しいモデルや好みのデザインを見つけるのが難しくなります。
中古での購入を考えている場合は、楽器店やオンラインショップでこまめにチェックし、良いものが見つかったらすぐに決断することが大切です。
練習が制限される
左利き用ギターを使うと、練習の場が限られてしまうことがあります。
例えば、友達の家や楽器店にあるギターの多くは右利き用なので、その場で借りて弾くことが難しくなります。
また、ギター教室によっては左利き用ギターの生徒に対応していない場合もあるため、レッスンの受講がしにくいケースもあります。
このような制限を考えると、右利き用ギターに挑戦するか、左利きでも対応してくれる環境を探すことが大切になります。
カスタマイズが難しい
ギターはパーツを交換したり、自分好みに改造したりすることで、より快適に演奏できるようになりますが、左利き用ギターはカスタマイズの選択肢が少ないのが現状です。
右利き用ギターに比べて、交換用パーツやアクセサリーの種類が少なく、特にピックガードやブリッジなどの専用パーツを手に入れるのが難しくなることがあります。
また、改造を考えた場合も、加工に手間がかかるため、通常よりコストが高くなる可能性があります。
そのため、購入前に自分の理想のカスタマイズが可能かどうかを確認することが重要です。
ギターは左利きだと有利って本当？
左利きのギタリストは「右手（コードを押さえる手）の器用さを活かせるため有利」と言われることがあります。
ギター演奏ではコードを押さえる指の動きが重要なため、利き手で細かい運指をする左利きの人にとっては、コードチェンジや複雑なフレーズがスムーズに弾きやすい可能性があります。
しかし、一方でピッキング（弦を弾く動作）もギター演奏の要であり、ストロークやフィンガーピッキングの正確さが求められるため、右手（非利き手）が器用でないと苦戦することもあります。
また、楽器の選択肢や環境面を考えると、左利き用ギターの選択肢が少なく、右利き用のギターをそのまま使えない不便さもあるため、一概に「左利きが有利」とは言えません。
最終的には、自分にとってどちらの弾き方が快適かを考え、適したギターを選ぶことが大切です。
左利き用のコード表はある？
左利き用のギターを弾く場合、通常のコード表をそのまま使うと混乱することがあります。
なぜなら、右利き用のギターと左利き用のギターでは、弦の配置が左右反転するため、押さえるべきポジションも鏡写しになるからです。
しかし、最近では左利き用に特化したコード表も作られており、楽器店やオンラインで簡単に手に入れることができます。
また、スマートフォンのアプリやギター初心者向けのサイトでも、左利き用コード表を提供していることがあるので、それらを活用すると学習しやすくなります。
もし左利き用コード表が手元にない場合は、一般的なコード表を参考にしつつ、頭の中で左右を反転させながら練習するのも一つの方法です。
日本人で左利きのギタリストは？
日本でも左利きのギタリストは活躍しており、プロの世界でも個性的な演奏スタイルを持つプレイヤーが多くいます。
たとえば、BUMP OF CHICKENの増川弘明さんは左利きのギタリストとして有名です。
また、LUNA SEAのINORANさんは、左利きながらも右利き用のギターをそのまま使用して演奏することで知られています。
海外だと、ジミヘンことジミー・ヘンドリックスは、左利きながらも右利き用のギターをそのまま使用して演奏することで知られています。
反対に、Nirvanaのカート・コバーンは、左利きで左利き用のギターを使用しています。
このように、国内外問わず左利きのギタリストは存在し、それぞれの個性を活かした演奏をしています。
左利きであることを強みにし、独自のスタイルを確立しているアーティストも多いので、ぜひ参考にしてみてください。
右利きなのに左でギターを弾くのはあり？
右利きの人があえて左利き用ギターを弾くことは、決して不可能ではありません。
BUCK-TICKのギタリストである今井寿は右利きでしたが、左利き用の演奏スタイルを選び、独自のプレイを確立しました。
ただし、通常の右利きギターの演奏に慣れた人が左利き用ギターに挑戦する場合、最初は違和感が大きく、慣れるまでに時間がかかる可能性があります。
また、左利き用ギターの入手が難しくなる点も考慮しなければなりません。
特別な理由がない限り、右利きの人は一般的な右利き用ギターを使うのが無難ですが、個性的な演奏スタイルを目指したい場合は、左利き用ギターに挑戦するのも一つの選択肢でしょう。
左利きでギターはどうするか迷った時の解決策
左利きでギターを始めようとすると、右利き用と左利き用のどちらを選ぶべきか、どんな基準でギターを選べばいいのか迷うことが多いです。
右利き用を使うべきか、それとも左利き用を選ぶべきかは人それぞれですが、選び方のポイントを押さえておけば、後悔しないギター選びができます。
ここでは、左利き用ギターで失敗しない選び方について解説していきます。
- 左利き用ギターで後悔しない選び方
- ギターの右利き用と左利き用の違い
- 左利きでギターが難しいときの対処法
- ギターの利き手がわからないときの見分け方
- 左利きギター専門店はある？
- 左利きでギターをしていた友人の話
左利き用ギターで後悔しない選び方
左利き用ギターを選ぶ際には、いくつかの重要なポイントがあります。
自分に合ったギターを選ぶことで、練習のモチベーションも上がり、より楽しく演奏を続けることができます。
以下のポイントを参考にしながら、自分にぴったりのギターを見つけましょう。
演奏するジャンルを決める
まず、自分がどのような音楽を演奏したいのかを明確にすることが大切です。
ロックやメタルを演奏したいならエレキギター、アコースティックな弾き語りをしたいならアコースティックギターがおすすめです。
また、ジャズやブルースならセミアコースティックギター、クラシックを演奏するならクラシックギターといった選択肢もあります。
演奏するジャンルによって適したギターが変わるため、最初に自分の方向性を決めるとスムーズに選べます。
もしジャンルが決まっていない場合は、好きなアーティストがどんなギターを使っているのかを参考にするのもよいでしょう。
予算に合わせて選ぶ
ギターの価格はピンからキリまであり、安価なものは1万円台、高価なものは数十万円以上するものもあります。
初心者の場合、最初のギターにあまり高額なものを選ぶ必要はありませんが、安すぎると品質が悪く、弾きにくくなることもあります。
目安として、エレキギターなら3万円〜7万円、アコースティックギターなら2万円〜5万円程度のものを選ぶと、品質と価格のバランスが取れたギターを見つけやすいです。
また、ギター本体だけでなく、アンプやピック、ストラップなどのアクセサリーも必要になるため、総予算を考えながら選びましょう。
ブランドや品質をチェック
ギターのブランドによって音質や弾き心地に違いがあるため、信頼できるメーカーのものを選ぶことも重要です。
たとえば、エレキギターならFender（フェンダー）やGibson（ギブソン）、Ibanez（アイバニーズ）などが人気です。
アコースティックギターならMartin（マーチン）やTaylor（テイラー）、YAMAHA（ヤマハ）などが高品質なモデルを提供しています。
また、同じブランドでも価格帯によって品質に差があるため、レビューや評判を確認しながら選ぶのがおすすめです。
見た目のデザインだけでなく、音の響きや作りの丁寧さもチェックすると、長く愛用できるギターが見つかるでしょう。
実際に手に取ってみる
ギターは実際に手に取って弾いてみることがとても重要です。
カタログやネットの情報だけではわからない、ネックの太さや弦の張り具合、ボディの重さなどを確認できます。
特に左利き用のギターは選択肢が限られるため、自分の手にしっくりくるかどうかを確かめることが大切です。
楽器店では試奏が可能なので、スタッフに相談しながらいくつかのモデルを試してみましょう。
実際に触れてみることで、フィット感や弾きやすさを実感し、より納得のいく選択ができます。
楽器店の店員に相談する
ギター選びに迷ったら、楽器店の店員に相談するのもおすすめです。
経験豊富なスタッフなら、初心者に適したギターや左利き用ギターの選び方についてアドバイスをくれます。
また、店員さんに相談することで、メンテナンスのコツやおすすめの弦、ピックの種類なども教えてもらえるので、購入後の参考にもなります。
オンラインショップで購入する場合も、事前に楽器店で試奏し、店員さんの意見を聞いてから決めると、より満足のいくギターを選べるでしょう。
ギターの右利き用と左利き用の違い
ギターには右利き用と左利き用のモデルがあり、それぞれの仕様にはいくつかの違いがあります。
一見すると同じように見えるかもしれませんが、細かい部分に違いがあり、それが演奏のしやすさにも影響します。
ここでは、弦の配置やボディの形状など、具体的な違いについて詳しく解説していきます。
弦の配置
右利き用ギターと左利き用ギターの最も大きな違いは、弦の配置です。
右利き用ギターでは、上から順に太い弦（低音）から細い弦（高音）の順番になっていますが、左利き用ギターではこの配置が逆になります。
つまり、右利き用ギターをそのまま左手で持ち替えるだけでは、弦の並びが反転してしまい、通常の弾き方ができません。
そのため、左利き用ギターを選ぶ際は、弦の配置がしっかりと調整されているかを確認することが大切です。
ボディの形状
ギターのボディの形も、右利き用と左利き用で異なります。
特にエレキギターや一部のアコースティックギターでは、ボディにくびれやカットが入っており、演奏しやすいようにデザインされています。
例えば、ストラトキャスターやレスポールなどのモデルでは、右利き用と左利き用でボディのカット位置が変わります。
また、アコースティックギターの一部には「カッタウェイ」と呼ばれる加工がされているものがあり、高音域の演奏をしやすくするために形状が調整されています。
これらの違いを理解して、自分に合ったボディの形状を選ぶことが重要です。
ナットやブリッジの向き
ギターの弦を支える重要なパーツとして、ナットとブリッジがあります。
ナットはギターのヘッド部分、ブリッジはボディ部分に位置しており、どちらも弦の高さやテンションに影響を与えます。
左利き用ギターでは、ナットとブリッジの溝の位置が逆になっており、右利き用ギターとは異なる設計がされています。
そのため、右利き用ギターを無理に左手用に改造すると、ナットやブリッジの調整が必要になり、音程の安定性が悪くなることがあります。
既製品の左利き用ギターを選ぶことで、こうした問題を回避できます。
ピックアップとコントロール位置
エレキギターには、ピックアップと呼ばれる音を拾う装置が搭載されており、その位置も右利き用と左利き用では異なります。
ピックアップの配置は、弦の振動を拾う位置に影響を与えるため、逆に配置されると本来の音質が変わる可能性があります。
また、ボリュームやトーンコントロールのノブ、ピックアップセレクターのスイッチなどの配置も、右利き用と左利き用では異なります。
これらのパーツの位置が演奏しやすいかどうかも、ギターを選ぶ際の重要なポイントになります。
ギターの種類
ギターには、エレキギター、アコースティックギター、クラシックギターなどさまざまな種類がありますが、左利き用の選択肢は限られています。
特にクラシックギターは左右対称の形状が多いため、弦を張り替えるだけで左利き用として使えることがありますが、エレキギターやアコースティックギターではそうはいきません。
また、特定のブランドやモデルでは左利き用が製造されていない場合もあるため、事前にどの種類が購入可能かを調べておくことが大切です。
自分が演奏したいジャンルやスタイルに合わせて、適した種類の左利き用ギターを選びましょう。
左利きでギターが難しいときの対処法
左利きでギターを弾くのは、最初は難しく感じるかもしれません。
右利き用ギターを無理に使うべきか、左利き用を選ぶべきか、迷うこともあるでしょう。
しかし、練習方法やアプローチを工夫すれば、スムーズに上達できます。
ここでは、左利きならではの課題を乗り越えるための対処法を紹介します。
右利き用ギターを試す
左利き用ギターの選択肢が限られているため、一度右利き用ギターを試してみるのも一つの方法です。
実は、左利きでも右利き用のギターで問題なく弾ける人もいます。
利き手と演奏の関係は個人差が大きいため、必ずしも左利き用にこだわる必要はありません。
楽器店で右利き用ギターを持ってみて、違和感が少なければ、そのまま右利き用ギターで練習を始めても良いでしょう。
ただし、どうしても弾きにくいと感じる場合は、無理せず左利き用ギターを選ぶのがおすすめです。
少しずつ練習する
ギターは一度にすべてを習得しようとすると、混乱しやすくなります。
特に左利きの人が右利き向けの環境で学ぶ場合、違和感を覚えることがあるでしょう。
最初はコードを1つずつ覚えたり、簡単なフレーズをゆっくり弾いたりして、少しずつ慣れていくのが大切です。
また、指の形や動きを確認しながら、無理のないペースで進めましょう。
焦らず続けることで、次第にスムーズに弾けるようになります。
指の動きを意識する
ギターを弾く際、左手（指板を押さえる手）と右手（ピッキングする手）の両方が重要になります。
左利きの場合、右手の動きに慣れないことが多いため、意識的にピッキングの精度を高めることが必要です。
最初のうちは、メトロノームを使ってリズムを意識しながら弾くと、正確なピッキングの練習になります。
また、左手の指の使い方にも注意し、力の入れすぎを避けることで、スムーズな演奏ができるようになります。
簡単な曲から練習する
いきなり難しい曲に挑戦すると、指の動きが追いつかず、挫折しやすくなります。
まずは、簡単なコード進行の曲や、単音フレーズから始めるのがおすすめです。
例えば、コードが2〜3個で弾けるシンプルな楽曲や、リズムが単純な曲を選ぶと、無理なく練習できます。
また、好きなアーティストの曲を選ぶと、楽しみながら続けやすくなるでしょう。
ギター教室に通う
独学での練習に限界を感じたら、ギター教室に通うのも一つの方法です。
左利きのギタリストに対応した指導をしてくれる教室を選ぶと、スムーズに上達しやすくなります。
また、講師にフォームや練習方法をチェックしてもらうことで、間違ったクセがつくのを防げます。
グループレッスンよりも、個別レッスンのほうが、自分に合ったペースで進めやすいのでおすすめです。
オンラインレッスンを活用すれば、自宅で気軽に学ぶこともできます。
ギターの利き手がわからないときの見分け方
ギターを始めたいけれど、自分が右利き用と左利き用のどちらで弾くのが適しているのかわからない人もいるでしょう。
普段の利き手とギターの演奏に適した手が一致するとは限らず、判断に迷うこともあります。
ここでは、ギターの利き手を簡単に見分ける方法を紹介します。
ギターを持って確認する
最もシンプルな方法は、実際にギターを持ってみることです。
楽器店などでギターを持ち、右利き用（ネックが左側）と左利き用（ネックが右側）の両方を試してみましょう。
持ったときに自然に感じる方が、自分に合っている可能性が高いです。
違和感がある場合は、逆の持ち方も試してみるとよいでしょう。
最初はどちらもしっくりこないかもしれませんが、少し構えてみると違いが分かるはずです。
簡単な動作で確認する
ギターを持たなくても、簡単な動作で利き手を見分けることができます。
例えば、エアギターをするようにギターを弾くマネをしてみてください。
そのとき、どちらの手でピッキング（弦を弾く動作）をしているかを観察しましょう。
自然と右手でピッキングしていれば右利き、左手でピッキングしていれば左利き向きのギターが適している可能性が高いです。
また、テーブルを指で軽く叩くときに、どちらの手が動かしやすいかも参考になります。
両手で弦を押さえてみる
ギターを持った状態で、両手の役割を逆にして試してみるのも有効です。
右利き用のギターを持ち、左手で弦を押さえる動作をしたときに違和感があれば、左利きの可能性があります。
反対に、左利き用ギターで右手の指の動きに不自然さを感じる場合は、右利き向きのほうが合っているかもしれません。
ギターを持つ手ではなく、弦を押さえる手がスムーズに動くかどうかも判断のポイントになります。
普段使う手で物を持ってみる
普段どちらの手で物を持つことが多いかを確認するのも、一つの方法です。
例えば、ペンを持って字を書く手、箸を使う手、ボールを投げる手などを意識してみましょう。
多くの場合、それらの動作を行う手がギターのピッキング側の手になります。
しかし、細かい指の動きが必要な作業（例えばスマホの操作やゲームのコントローラーを使う動作）が得意な手が、弦を押さえる手として適していることもあります。
他の楽器やスポーツの道具を試す
ギター以外の楽器やスポーツの経験があれば、それを参考にするのもおすすめです。
例えば、バイオリンやベースを弾いたことがあるなら、そのときにどちらの手で弦を押さえていたかを思い出してみましょう。
また、スポーツでバットやテニスラケットを持つ手、ボウリングの投球手などもヒントになります。
もし特定の手で道具を扱うことに慣れているなら、その感覚を活かしてギターの持ち方を決めるとよいでしょう。
左利きギター専門店はある？
左利きギターを専門に扱う楽器店は、日本国内でも数は少ないものの存在します。
一般的な楽器店では左利き用ギターの取り扱いが限られているため、専門店を利用することで、より多くの選択肢の中から自分に合ったギターを選ぶことができます。
たとえば、「谷口楽器」のような左利きギター専門の店舗や、オンラインショップを活用すると、豊富なラインナップから選べるでしょう。
また、大手楽器店でも左利きギターの取り扱いがある場合があるので、事前に在庫を確認したり、カスタムオーダーが可能か相談するのもおすすめです。
左利きギターは選択肢が限られる分、専門店やネットショップを活用することで、理想の一本に出会える可能性が高まります。
左利きでギターをしていた友人の話
筆者の友人に、左利きだけど右利き用のギターを使っていた人がいました。
彼はもともと左手で文字を書いたり、スポーツでも左利きとしてプレーしていたのですが、ギターを始めるときは深く考えずに右利き用を選んだそうです。
というのも、楽器店で試奏するときに、左利き用のギターがほとんど置いていなかったのが理由でした。
最初は「弾きにくい」と感じたらしいのですが、練習を続けるうちに慣れていき、数ヶ月後には普通に弾けるようになっていました。
むしろ、左手の指が器用に動くおかげで、コードを押さえるのがスムーズだったとか。
「最初の違和感はあったけど、今では右利き用を選んでよかったと思ってる」と言っていたのを覚えています。
確かに、右利き用ギターの方が種類も多いし、価格も抑えられることが多いです。
左利きのミュージシャンでも、右利きのギターを使っていると聞きます。
だから、左利きだからといって必ずしも左利き用ギターを選ぶ必要はないんだな、と彼の話を聞いて実感しました。
左利きでギターはどうするの総括
記事のポイントをまとめます。
- 左利き用ギターは自然な演奏がしやすく初心者に優しい
- 右利き用ギターの方が種類が豊富で価格も抑えやすい
- 左利き用ギターは中古市場が少なく選択肢が限られる
- 右利き用を使うとコードを押さえる指の動きがスムーズになる
- 左利き用ギターはカスタマイズの選択肢が少なく調整が難しい
- 右利きギターを試してから判断するのも一つの方法
- 左利きのギタリストには有名なプロミュージシャンも多い
- 初心者は簡単な曲から練習しながら自分に合う方法を探すべき
- ギターを持ったときの自然なフィット感で利き手を判断できる
- 楽器店のスタッフに相談すると最適なギターが見つかりやすい
