テレキャスタータイプのギターが気になるものの、「重い」という口コミを見て不安になっていませんか?
特に女性や体格が大きくない人にとって、ギターの重さは弾きやすさに直結します。
できることなら、演奏してて疲れないギターが良いですよね。
そこで本記事では、テレキャスターが重いといわれる理由や、音との関係、身体への影響まで、わかりやすく解説しています。
特に、「デザインや音が気に入っているけれど、重さが不安」という理由で迷っている方におすすめの内容です。
まずはこの記事を読み進めて、テレキャスターの重さに関する疑問を一つずつクリアにしていきましょう。
- テレキャスターが重い理由を具体的に理解できる
- 重さと音質の関係について知識が深まる
- 体への負担を減らすための対策がわかる
- 自分に合った軽量モデルの選び方が見えてくる
テレキャスは重いのか考察

エレキギターの中でも定番のテレキャスター。
シンプルなデザインで初心者にも人気がありますが、「重い」という声をよく耳にします。
実際のところ、テレキャスターは本当に重いのでしょうか?その理由を詳しく見ていきましょう。
- テレキャスが重いと感じる理由
- テレキャスターの重量と音の関係
- 重いギターを弾き続けるリスク
- テレキャスターで4kg超えると重い?
- テレキャスとストラトはどっちが重い?
- エレキギターを軽くしたい人は多い?
テレキャスが重いと感じる理由
「テレキャスって重いよね」という意見はネット上でよく見られますが、実際にはその重さに影響する要素がいくつかあります。
ここではテレキャスターが重く感じられる主な理由を分解して説明します。
使われている材質が重い
テレキャスターにはアッシュやアルダーといった木材がよく使われています。
特にアッシュは密度が高く、硬い素材のため、自然と重量が増します。
また、ホワイトアッシュなどの重めの個体が使われることもあり、これがギター全体の重さに大きく関係してきます。
木材によって音質が変わるため、あえて重い材を選ぶこともあるのです。
ソリッドボディのデザイン
テレキャスターは「ソリッドボディ」と呼ばれる、内部が詰まった構造のボディを持っています。
この構造は音の安定性やサステイン(音の伸び)に優れていますが、そのぶん木材を多く使うため、重量が増します。
中が空洞になっているセミホロウ構造のギターに比べると、持った瞬間にずっしりと感じるのも無理はありません。
ピックアップやブリッジの影響
テレキャスターはピックアップやブリッジなどの金属パーツも重さに影響しています。
とくにリア側のブリッジは、厚みのある金属プレートとサドルが組み合わされていて、シンプルながらも重量感があります。
また、ピックアップもモデルによっては大きめで重いタイプが採用されることがあり、これが合わさることでボディ全体の重さにつながっています。
デザインによるバランス
ギターの重さは数値だけでなく、「バランスの良し悪し」によっても感じ方が変わります。
テレキャスターはボディが重めで、ネックとのバランスが偏りやすい場合があります。
その結果、ストラップで構えたときに一部に重さが集中し、「思ったより重い」と感じることがあります。
体にかかる負担の分散も影響しているのです。
カスタムモデルや特殊仕様の影響
テレキャスターにはさまざまなカスタムモデルがあり、中には高級パーツや特殊な木材を使っているものもあります。
たとえば厚めのボディや金属パーツを多用したモデル、見た目重視の装飾が加わった仕様などは、標準モデルよりもかなり重くなることがあります。
そういったモデルを知らずに手に取ると、「想像より重い」と驚くこともあるでしょう。
テレキャスターの重量と音の関係

テレキャスターの「重さ」は、単なる持ち運びのしづらさだけでなく、音にも大きく影響しています。
材質や構造の違いによって、音のキャラクターや鳴り方に違いが出るため、重さと音の関係を理解することは大切です。
重さが音に与える影響とは
ギターの重さは、音の立ち上がりや響き方に影響します。
一般的に重いギターは、しっかりとした低音と太い音を持ちやすい傾向があります。
その一方で、軽いギターは中高音が前に出やすく、軽快なサウンドになることが多いです。
つまり、重さによって音の厚みやアタック感、抜けの良さなどが変わってくるのです。
材質と重量の関係
ギターの重さに大きく関わっているのが「ボディの材質」です。
テレキャスターでよく使われるアッシュやアルダーといった木材は、それぞれ異なる密度と重量を持っています。
アッシュは重めで明るくシャープな音、アルダーはやや軽くバランスの取れた音が特徴です。
選ばれた材質によってギターの重さが変わり、それがそのまま音質に反映されるというわけです。
振動とトーン
ギターの音は、弦の振動がボディに伝わり、その共鳴によって生まれます。
重いボディは振動の吸収が少なく、弦のエネルギーを長く保ちやすい傾向があります。
そのため、音に安定感が出て、輪郭のはっきりしたトーンが得られることがあります。
一方で、軽いギターは振動を多く吸収するため、柔らかく温かみのある音になりやすいです。
サステイン(音の持続)
ギターの重さはサステイン、つまり音がどれだけ長く続くかにも影響します。
重いボディは振動が途切れにくく、音が長く続く傾向があります。
特にリードプレイや単音フレーズでは、サステインの長さが表現力に直結するため、しっかりとした重みのあるギターが好まれることがあります。
ただし、すべてのプレイにおいて長いサステインが有利とは限らないため、演奏スタイルによって選び方も変わってきます。
ライブやスタジオでの音作り
ライブやレコーディングでは、ギターの重さによる音の違いがはっきりと現れることがあります。
重いテレキャスターは、音に芯があり、バンドアンサンブルの中でも存在感を出しやすい傾向があります。
スタジオではそのしっかりした音質が録音に適しており、繊細なニュアンスまで表現できます。
一方、軽いモデルは取り回しが楽で、アップテンポの曲や長時間のステージに向いています。
重さと音作りのバランスを取ることが、理想のサウンドに近づくコツです。
重いギターを弾き続けるリスク

テレキャスターのように重さのあるギターを長時間使っていると、体に負担がかかることがあります。
ここでは、実際にどのようなリスクがあるのか、体の部位ごとに見ていきましょう。
肩や首の疲労感
重いギターをストラップで肩にかけて弾いていると、まず感じやすいのが肩や首の疲れです。
特に立って演奏する時間が長いと、片側の肩にばかり重みがかかって筋肉が張りやすくなります。
その状態が続くと、肩こりや首の痛みに発展することもあり、演奏後のリラックスが必要になります。
普段の姿勢やストラップの使い方も、疲労感の大きな原因になります。
腕や手の筋肉疲労
ギターの重みを支えながら演奏することで、腕や手の筋肉にも徐々に疲労がたまっていきます。
特にコードチェンジやフィンガリングを多用するプレイスタイルでは、余計な力が入りがちです。
重さのせいで楽器をしっかり支えようとすると、自然と筋肉を固めてしまい、動きが鈍くなったり、ミスが増えたりする原因にもなります。
無理な力みは、パフォーマンスの質も下げてしまいます。
背中の負担
長時間、重いギターを抱えていると、姿勢が前かがみになりやすく、背中への負担が増します。
特に座って演奏するときは、腰や背筋が常に緊張した状態になってしまうことがあります。
その結果、背中の筋肉に痛みや張りを感じたり、ひどい場合は腰痛を引き起こすことも。
背中の違和感は集中力にも影響するため、無視せずに対策をとることが大切です。
姿勢の悪化
重いギターを使い続けていると、自然と体がその重さに合わせて傾いてしまい、姿勢が悪くなりがちです。
特に片側に重みが偏った状態で演奏することが多いと、体のバランスが崩れてしまいます。
姿勢が悪くなると、筋肉や関節への負担が増え、演奏以外の時間にも疲れを感じるようになります。
若いうちは気づきにくいですが、積み重なると将来的に体の不調につながることもあるので注意が必要です。
手首や肘へのストレス
重いギターを安定させようとすると、手首や肘に余計な力が入ってしまいがちです。
無意識のうちに変な角度で演奏していると、関節に強いストレスがかかり、炎症や痛みを引き起こすこともあります。
手首の角度が不自然なままプレイを続けると、腱鞘炎やテニス肘のような症状に発展することもあり、長期間の演奏が難しくなる可能性も。
手首や肘に負担を感じたら、無理をせずに休憩を取ることが大切です。
テレキャスターで4kg超えると重い?

テレキャスターの標準的な重さはおおよそ3.5kg前後ですが、木材の種類やパーツの仕様によっては4kgを超える個体も存在します。
実際に「重い」と感じるかどうかは人それぞれですが、4kgを超えると多くの人がずっしりとした重量感を意識するようになります。
特に長時間立って演奏するライブや練習では、肩や首への負担が顕著になり、体への疲労を感じやすくなるでしょう。
また、女性や体格が小さな人にとっては、4kg以上のギターは扱いづらく感じることもあります。
そのため、購入時にはスペック表に記載された重量を確認し、自分に合った重さの個体を選ぶことが大切です。
数字だけで判断せず、実際に構えてみて「重すぎないか?」を体感するのもポイントです。
テレキャスとストラトはどっちが重い?

テレキャスターとストラトキャスターは、どちらもフェンダー社を代表するモデルですが、重さに関しては個体差があるため一概にどちらが軽いとは言えません。
ただし、一般的にはテレキャスターのほうがやや重めと言われることが多いです。
これは、テレキャスターがシンプルながらもがっしりとしたソリッドボディを採用しており、金属パーツも比較的重いものが使われているためです。
一方、ストラトキャスターはボディにくびれやコンター加工(体にフィットするカーブ)が施されており、全体的にやや軽量で取り回しやすいと感じる人もいます。
しかし、使用される木材の密度やパーツ構成によって違いが出るため、あくまで目安として参考にしましょう。
エレキギターを軽くしたい人は多い?

近年、ギターの「軽さ」を求めるプレイヤーは確実に増えています。
長時間のライブパフォーマンスやスタジオワーク、日々の練習などで体への負担を感じやすくなってきた中、少しでも快適に演奏したいという声が強くなっているためです。
特に初心者や若いプレイヤー、女性ギタリストの間では、重さがネックになってギターの使用頻度が下がってしまうケースもあり、軽量モデルの需要は高まっています。
また、軽いギターは取り扱いやすく、疲労も軽減されるため、練習の集中力や継続性にもプラスになります。
音の好みと重さのバランスを見極めつつ、自分に合った一本を探すのが今のトレンドと言えるでしょう。
テレキャスが重いときの対処法

テレキャスターの重さが気になって演奏に集中できない、そんな悩みを抱えている人は少なくありません。
体への負担を減らしながら快適に演奏するために、いくつかの工夫や対策を取り入れてみましょう。
- エレキギターが重いときの対策
- テレキャスターで軽いモデル5選
- 購入時に重さを考慮して選ぶポイント
- ホワイトアッシュとスワンプアッシュの違い
- テレキャスのアッシュボディは重くなる?
- 中古のテレキャスは重くなる場合もある?
- テレキャスは重かった体験談
エレキギターが重いときの対策
「このギター、ちょっと重たいかも…」そう感じたときは、無理して使い続けるのではなく、道具や演奏スタイルを見直すのがポイントです。
簡単にできる工夫で、驚くほど弾きやすくなることもあります。
軽いストラップを使う
ストラップにもさまざまな種類がありますが、特におすすめなのが「幅広で軽量な素材」のものです。
ナイロンやネオプレン製のストラップは肩への圧力を分散してくれるため、重さを感じにくくなります。
革製のしっかりしたタイプよりも、柔らかく軽いストラップを選ぶことで、長時間の演奏もラクになります。
ストラップの長さを調整
ストラップの長さが合っていないと、ギターの重さが体に偏って伝わりやすくなります。
ギターが低すぎると手首や肩に負担がかかり、高すぎると動きにくくなることもあるからです。
ちょうど良い位置にギターがくるようにストラップを微調整することで、体全体でバランスよく支えられるようになります。
演奏姿勢を見直す
座って演奏する場合は、椅子の高さや背筋の伸ばし方にも注意しましょう。
立って弾くときは、猫背にならないよう意識するだけでも、背中や首への負担が軽くなります。
また、重心を片側にかけすぎず、両足でしっかりバランスを取ることが大切です。
正しい姿勢は、演奏のしやすさだけでなく、疲労感の軽減にもつながります。
軽量パーツに交換する
ギターの一部を軽いパーツに交換するのも、有効な方法です。
たとえば、ブリッジやペグなどをアルミ製などの軽量素材に変えることで、全体の重量を少し軽くできます。
大きな差ではありませんが、積み重なると体感的な負担が軽減されることもあります。
改造に不安がある場合は、楽器店に相談するのも良いでしょう。
軽いギターに変更する
どうしても今のギターが重く感じるなら、思い切って軽量モデルに買い替えるのも一つの選択です。
最近では、音質を保ちつつも軽さに配慮したモデルも多数登場しています。
自分に合った重さのギターに出会えれば、演奏がもっと楽しくなり、練習も長続きするはずです。
テレキャスターで軽いモデル5選

テレキャスターは「重い」と言われがちですが、すべてのギターが重いわけではありません。
ここでは、比較的軽量で扱いやすいテレキャスタータイプのモデルを5つご紹介します。
これからギターを始める方や、長時間の演奏を快適にしたい方におすすめです。
Fender Player II Telecaster
Fender Player II Telecasterは、チェンバードアッシュボディを採用し、軽量化を実現したモデルです。
重量は約3.6kgほどになりますが、長時間の演奏でも疲れにくい設計になっています。
Modern “C”シェイプのネックや9.5インチラジアスの指板など、快適なプレイアビリティを追求した仕様も魅力です。
また、Player Series Alnico V Single-Coilピックアップにより、クリアでバランスの取れたサウンドを提供します。
Fender American Ultra Telecaster
Fender American Ultra Telecasterは、約3.5kgと、フェンダーの中でも比較的軽量なモデルです。
Modern “D”シェイプのネックや10〜14インチのコンパウンドラジアス指板など、演奏性を高める設計が特徴です。
また、ノイズレスピックアップを搭載しており、クリアなサウンドを実現しています。
高品質な素材と最新の技術が融合した、プロフェッショナル向けの一本です。
Squier Affinity Series Telecaster
Squier Affinity Series Telecasterは、ポプラ材のボディを採用し、軽量化を図ったエントリーモデルです。
スリムな”C”シェイプのネックや9.5インチラジアスの指板など、初心者にも扱いやすい設計となっています。
また、デュアルシングルコイルピックアップにより、ジャンルを問わず多彩なサウンドメイクが可能です。
手頃な価格ながら、フェンダーの伝統的なデザインとトーンを楽しめる一本です。
Legend LTE-Z テレキャスタータイプ
Legend LTE-Zは、初心者向けに設計されたコストパフォーマンスの高いモデルです。
ポプラ材のボディやメイプルネックを採用し、軽量で扱いやすい仕様となっています。
シンプルなコントロールとデザインで、初めてのギターとして最適です。
また、リーズナブルな価格帯ながら、しっかりとした作りとサウンドを提供します。
Bacchus BTE-TW
Bacchus BTE-TWは、バッカスのユニバースシリーズに属するモデルで、軽量なボディと高い演奏性が特徴です。
ポプラ材のボディやメイプルネックを採用し、初心者から中級者まで幅広く対応します。
また、シンプルなコントロールとクラシックなデザインで、ジャンルを問わず活躍できる一本です。
手頃な価格ながら、品質とサウンドに妥協のないモデルです。
購入時に重さを考慮して選ぶポイント

ギター選びで「重さ」は見落とされがちですが、実はとても重要な要素です。
特にこれから長く付き合っていく一本なら、演奏スタイルや体格に合った重さを選ぶことで、演奏の快適さが大きく変わります。
ここでは、購入前に確認しておきたい「重さのチェックポイント」をご紹介します。
長時間演奏するかどうか
ギターの重さが影響する最大のポイントのひとつが、演奏時間です。
長時間立って弾くスタイルの人は、軽量なギターの方が肩や背中への負担を抑えられます。
逆に、自宅で座って短時間だけ演奏する場合は、重さによる影響はそこまで大きくありません。
自分がどんなシーンで弾くことが多いかを、あらかじめ考えておくと選びやすくなります。
プレイスタイルに合わせて選ぶ
激しく動くロック系の演奏をする人と、静かに弾くジャズやブルース系のプレイヤーでは、求めるギターの重さも変わってきます。
ライブで動き回るなら、軽くて取り回しやすいモデルが向いています。
一方で、安定感を重視するなら、やや重さのあるモデルでも安心して演奏できるでしょう。
自分のプレイスタイルと照らし合わせて選ぶことが大切です。
全体的なバランスを意識
単純な「重さ」だけでなく、ギター全体のバランスも重要なポイントです。
例えば、ボディが重くてヘッドが軽すぎると、ストラップで吊ったときにネックが上を向いてしまう「ネック落ち」が起きやすくなります。
重さの分布が体に合っているか、持ったときに安定感があるかをチェックしましょう。
試奏して使用感を確認
数字で見る重量も参考になりますが、最終的には「実際に持って弾いてみる」のが一番確実です。
同じ重量でも、ネックの太さやボディ形状によって体感はかなり異なります。
試奏の際は、数分間立って構えてみたり、コードやソロを弾いてみたりして、自分の体に合っているかを確かめましょう。
ギターの材質で選ぶ
ボディに使われている木材は、重さに直結する要素です。
たとえば、アッシュやマホガニーはやや重めで、アルダーやポプラは比較的軽量です。
また、同じ木材でも個体差があるため、材質はあくまで目安ですが、好みのトーンと重さのバランスを考えながら選ぶと、後悔しない買い物につながります。
ホワイトアッシュとスワンプアッシュの違い

ホワイトアッシュとスワンプアッシュは、どちらもテレキャスターによく使われる木材ですが、重さや音質に違いがあります。
ホワイトアッシュは硬くて密度が高いため、重量も重くなる傾向があります。
そのため、サウンドもシャープでアタック感が強く、明るいトーンを生み出すのが特徴です。
一方、スワンプアッシュは湿地帯で育ったアッシュで、同じアッシュでも木の密度が低く、軽量なのが魅力です。
音の特徴としては、柔らかくて温かみのあるサウンドが得られます。
見た目はどちらも美しい木目を持っており、ルックスにこだわる人にも人気があります。
購入の際は、自分が求める音や演奏スタイルに合わせて、アッシュの種類を選ぶと良いでしょう。
テレキャスのアッシュボディは重くなる?

アッシュボディのテレキャスターは、モデルによっては重く感じられることがあります。
特にホワイトアッシュを使用している個体は、木材が硬く密度が高いため、4kgを超える場合もあります。
ただし、全てのアッシュが重いわけではなく、スワンプアッシュのように軽量な種類も存在します。
アッシュ材は音の立ち上がりが良く、歯切れの良いトーンが魅力ですが、その分長時間の演奏では肩や背中への負担が増す可能性もあるため、購入前に重さを確認することが大切です。
また、フェンダーではチェンバード構造を取り入れて軽量化しているモデルもあるので、アッシュの音が好きで軽さも求める人は、そうした仕様にも注目してみましょう。
中古のテレキャスは重くなる場合もある?

中古のテレキャスターが新品より重く感じられるケースもありますが、それは必ずしも木材の変化によるものではありません。
実際には、経年劣化によってパーツが交換されていたり、後付けのブリッジやピックアップ、ロック式ペグなどの重いパーツが装着されている場合に、重量が増していることがあります。
また、古いモデルは現行品に比べて木材の乾燥や加工の基準が異なり、結果として重めに仕上がっていることもあるのです。
中古ギターを検討する際には、スペックだけでなく実際の重量やバランス、パーツの有無までチェックすることが重要です。
できれば実物を試奏し、持ち上げた感覚を確かめるのがおすすめです。
テレキャスは重かった体験談

筆者がはじめて購入したエレキギターは、軽量なストラトキャスタータイプでした。
そのため、普段からギターの重さについて考えることはなかったです。
ある日楽器店でテレキャスターを試奏したとき、まず感じたのは「思ったより重いな」という違和感でした。
ボディがズシッと肩にのしかかるような感覚で、長時間の演奏はきつそうだと思ったのです。
当時は弾きにくいと思っていましたが、その後レスポールを弾くようになって、考え方が変わりました。
レスポールはストラトやテレキャスよりかなり重いのですが、音の太さが際立ち、心地よい重低音を感じられます。
最初は戸惑いもありましたが、使い続けるうちに自然と慣れてしまいました。
ギターの重さは最初こそ気になりますが、体へのフィット感やストラップの使い方、演奏スタイルを工夫すれば、次第に気にならなくなるものだと感じています。
テレキャスは重いと言われがちですが、好きなモデルがあるのであれば、気にするほどではないでしょう。
テレキャスは重いの総括
記事のポイントをまとめます。
- テレキャスターは他のモデルに比べて重く感じられることがある
- 重量の主な原因は材質やボディ構造、パーツの違いによるもの
- ギターの重さは音質やサステインに影響を与える要素のひとつ
- 長時間の演奏では肩や首、手首などに負担がかかりやすい
- 4kgを超えると一般的に「重い」と感じられる傾向がある
- ストラトキャスターに比べてテレキャスターの方が重めの場合が多い
- 重さ対策としてストラップや演奏姿勢の工夫が有効
- 軽量なテレキャスターモデルも多く市販されている
- 購入時には材質やバランス、試奏の感覚を重視することが大切
- アッシュ材は種類によって重量が異なるため注意が必要