ぞうさんギターとは?フェルナンデスのアンプ・スピーカー内蔵の評判ってどう?

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「ぞうさんギター」という愛称で親しまれたフェルナンデスのZO-3シリーズ。小さなボディにアンプとスピーカーを内蔵し、電池を入れるだけで音が鳴るというユニークさで、多くのギターファンから愛されてきました。2007年にはエレアコ仕様のZO-3Aも発売され、バリエーションも豊富に展開されていました。しかし、フェルナンデス社は2024年に自己破産、2025年に事業終了となり、残念ながら新品モデルはすべて生産終了。今では中古市場でしか手に入らない幻のギターとなっています。この記事では、その特徴や評判、そして人気の理由を振り返ります。
ぞうさんギター(ZO-3)とは
「ぞうさんギター」という愛称で親しまれたのが、フェルナンデス社の「ZO-3(ゾーサン)」シリーズです。見た目は小ぶりなエレキギターですが、なんとアンプとスピーカーを内蔵しており、ギター単体で音が出せるというユニークなモデルでした。電池を入れれば、アンプにつながなくてもそのまま音が鳴るので、家での練習用や持ち運び用として大人気。
ZO-3の丸っこいボディシェイプはまさに「ぞうさん」のようで、その可愛らしいデザインも人気を集めた理由のひとつです。小さいけれどエレキギターとしての機能はしっかり備わっており、初心者からベテランまで幅広く愛されていました。
バリエーションと広がり
ZO-3は定番モデルだけでなく、さまざまなバリエーションが登場しました。たとえば2007年には「ZO-3A」というエレアコ仕様のモデルも発売され、弾き語りやアコースティック寄りのサウンドを楽しみたい人に注目されました。また、有名キャラクターやアーティストとのコラボデザインも多数登場し、コレクション性も高いギターとして人気を集めました。
フェルナンデスの自己破産と事業終了
しかし残念ながら、長年ギターブランドとして親しまれてきたフェルナンデス社は、2024年に自己破産を申請。その後、2025年をもって事業終了となりました。これにより、ZO-3シリーズを含むすべての新品モデルは生産終了となってしまったのです。
かつては楽器店で普通に見かけた「ぞうさんギター」も、今では中古市場でしか手に入らなくなりました。ファンにとってはとても残念な出来事ですが、そのぶん中古のZO-3を探す楽しみや、「昔持っていた!」という思い出話が一層特別なものになっています。
実際の評判と使用感
「アンプ内蔵」というユニークさから、初めてエレキギターを手にする人にとっては敷居の低いモデルでした。コードをつなぐ必要がないので気軽に弾けますし、デザインも可愛いのでインテリアとしても魅力的。小さいながらもエレキギターらしい歪みサウンドも楽しめ、ライブや遊び心のあるパフォーマンスで使う人もいました。
もちろん本格的な音作りや演奏表現を突き詰めたい人には物足りなさもありましたが、「とにかくギターを楽しみたい」「面白い楽器が欲しい」という人にはぴったり。だからこそ発売から長い年月が経っても、今でも多くの人に語り継がれているのです。
今は中古で探すしかないけれど…
フェルナンデスの事業終了によって、新品の「ぞうさんギター」はもう手に入りません。ですが、中古市場ではまだまだ流通しています。状態の良いものや限定モデルは人気が高く、出会えるとちょっとした掘り出し物感があります。
「小さくて可愛いけどちゃんと弾ける」「アンプいらずで遊べる」という唯一無二の個性を持つZO-3シリーズ。手に入れるなら、今は中古を探してみるしかありません。かつての人気モデルを入手して、自分なりに遊び尽くすのも楽しいはずです。