中古ギターは安く買える魅力がありますが、同時に「本当に良い選択なのか」と迷うポイントも多いものです。
特に初めてのギター選びでは、状態を見極める知識がない分、失敗するリスクが高まります。
間違った選択をしてしまうと、せっかく手に入れたギターが満足いくものではなくなり、モチベーションを失う原因になってしまうことも。
さらに、修理や調整に余計なお金を使う羽目になるかもしれません。
この記事では、中古ギターを選ぶ際の注意点や初心者が失敗しがちなポイントを詳しく解説します。
また、どのようにすれば失敗を回避し、満足のいく一本に出会えるのかもお伝えします。
この記事を読めば、「初めてのギター選びで後悔したくない!」と思っている不安が解消されるはずです。
ギターを中古で買おうとしている方は、ぜひ参考にしてください。
- 中古ギター購入のリスクと失敗を避ける方法がわかる
- 初心者でも失敗しないギター選びのコツを学べる
- 安心して購入できるショップや購入方法を知ることができる
- 良い中古ギターを見分けるための具体的なチェックポイントが得られる
中古ギターはやめとけと言われる理由

中古ギターを検討していると、周囲から「やめとけ」とアドバイスされることがあるかもしれません。
特に初心者にとって、この忠告には重要な理由があります。
ここでは、中古ギターを選ぶ際に気をつけるべきリスクについて解説します。
中古ギターを買うリスク
中古ギターには価格の魅力がありますが、その反面、見えにくいリスクも潜んでいます。
初心者が注意すべきポイントを一つずつ見ていきましょう。
状態が良くないことがある
中古ギターは、前の所有者がどのように扱っていたかで状態が大きく変わります。
ネックの反りやフレットの摩耗、ボディの傷などは、初心者には判断が難しい場合があります。
外見が良くても、内部構造が劣化しているケースも少なくありません。
こうした状態不良のギターを購入すると、快適な演奏ができず、上達の妨げになる可能性があります。
修理やメンテナンスが必要
中古ギターは、新品に比べてメンテナンスが必要になる場合が多いです。
弦の交換やネック調整、電気系統の修理が必要な場合もあり、その費用がかさむことがあります。
初心者にとって、どの部分を修理すればよいのか、あるいは修理にどのくらいの費用がかかるのかを判断するのは難しいでしょう。
そのため、最初からメンテナンスフリーの状態の新品ギターを選ぶのが無難です。
偽物や不良品の可能性
中古市場では、偽物のブランドギターや、見た目ではわからない不良品が出回っていることがあります。
特にインターネットでの購入では、商品の状態を確認できないため、このリスクが高まります。
本物だと思って買ったギターが偽物だったり、演奏に支障をきたす不良品だったりすると、せっかくの購入が台無しになりかねません。
保証がない場合が多い
新品のギターには通常メーカー保証がついていますが、中古ギターでは保証がないことがほとんどです。
購入後に故障が見つかった場合、自分で修理費を負担しなければなりません。
特に初心者は、保証があるかどうかを確認しないまま購入することが多く、後々のトラブルにつながることがあります。
購入後に不満が残る可能性
中古ギターを購入したものの、音色や弾き心地がイメージと違い、後悔してしまうケースもあります。
一度手にしたギターに不満を感じると、練習への意欲が下がってしまうことも。
楽器選びはモチベーションにも関わる重要なポイントなので、慎重な選択が求められます。
初心者で楽器の中古はやめたほうがいいワケ

楽器初心者が中古ギターを選ぶのは、リスクが高い選択です。
理由は複数ありますが、その多くは初心者特有のスキル不足や経験の浅さからくるものです。
それぞれのポイントを詳しく見ていきましょう。
ギターの状態を見極めるのが困難
中古ギターは状態がさまざまですが、その良し悪しを初心者が見極めるのは非常に難しいです。
外見だけで判断すると、内部の不具合やパーツの劣化を見逃す可能性があります。
たとえば、ネックの反り具合やフレットの減り具合などは、経験者でなければ気づきにくい部分です。
そのため、状態が悪いギターを購入してしまい、結果的に余計な修理費用がかかることもあります。
調整やメンテナンスが難しい
ギターの調整やメンテナンスには専門知識が必要です。
中古ギターは、弦高の調整やネックの再調整などを行う必要がある場合が多く、初心者にはこれを自分で行うのは難しいでしょう。
楽器店でプロに頼むこともできますが、その分のコストがかさむため、中古ギターを選ぶメリットが薄れてしまいます。
音色や弾き心地の違いがわからない
初心者の場合、ギターの音色や弾き心地の違いを判断するのは難しいです。
中古ギターを試奏する際にも、何を基準に選べばよいかわからず、なんとなく選んでしまうことが多いでしょう。
しかし、音色や弾き心地はモチベーションに直結する重要な要素です。
これが原因で「思っていたのと違う」と感じることが多く、満足感が得られない可能性があります。
モチベーションが高まりにくい
初心者がギターを練習する上で、楽器への愛着や満足感は大きなモチベーションになります。
しかし、状態の悪い中古ギターでは、満足感を得られず、練習への意欲が低下することがあります。
最初のギター選びはその後の練習習慣に大きく影響するため、状態の良い新品や信頼できる楽器店での購入を検討する方が安心です。
安心して練習できない
中古ギターには、突如不具合が発生するリスクがあります。
たとえば、弾いている途中でピックアップが機能しなくなったり、弦が切れやすかったりすると、初心者にとっては大きなストレスです。
安心して練習に集中できない環境は、初心者の上達を妨げる要因となります。
初めてのギターは、信頼できる状態の良いものを選ぶのが理想的です。
中古ギターで失敗するよくある事例

中古ギターの購入には多くの魅力がありますが、失敗するリスクもつきものです。
特に初心者の場合、気づかずに問題のあるギターを選んでしまい、後悔するケースが少なくありません。
ここでは、中古ギター購入でありがちな失敗例をご紹介します。
ボディが汚い
中古ギターのボディが汚れていることは珍しくないです。
前の所有者がどのように使っていたかによって、傷や汚れが目立つことがあります。
見た目の状態が悪いと、所有する喜びが薄れ、モチベーションに影響を与えかねません。
また、汚れの裏にひび割れなどの深刻なダメージが隠れている場合もあるため、外見のチェックは重要です。
音質が想像と違った
中古ギターは、思っていた音質と実際の音質が違うことがよくあります。
これは、ギターの状態や経年劣化が原因です。
購入前に試奏をせず、見た目や価格だけで判断すると、購入後に「こんな音だとは思わなかった」と後悔することがあります。
特に初心者は、理想の音を具体的にイメージするのが難しいため、注意が必要です。
フレットが摩耗していた
フレットが摩耗している中古ギターは、演奏性に大きな影響を及ぼします。
摩耗が進んでいると、音がきれいに出ないだけでなく、押弦が難しくなるため、初心者にとっては演奏そのものがストレスになるでしょう。
フレットの交換や修理には費用がかかるため、購入前に状態を確認することが不可欠です。
ピックアップが壊れていた
中古のエレキギターでは、ピックアップが故障しているケースも少なくありません。
ピックアップはギターの音を増幅する重要なパーツであり、これが機能しないと、演奏時に音が出なかったり、ノイズが発生したりします。
内部の問題は見た目ではわからないことが多いため、動作確認を怠ると失敗するリスクが高まります。
ネックが反り返っていた
ギターのネックが反っていると、正しい音程で演奏するのが難しくなります。
中古ギターの中には、長期間適切な保管がされていなかったものや、湿度の影響を受けてネックが反り返ったものもあります。
ネックの反りは修理可能ですが、初心者が自分で気づくのは難しいため、後から問題に気づいて困ることが多いです。
中古ギターを買った人の声を調査

中古ギターを購入した人たちの体験談には、さまざまな意見があります。
それぞれの経験を知ることで、自分の選択肢をより明確にする助けになるでしょう。
ここでは、良い評価と辛口評価の両面を紹介します。
良い評価
中古ギターには、新品にはない魅力があると感じている人も多いです。
特に、ヴィンテージギターや珍しいモデルを安く手に入れられる点を評価する声が目立ちます。
「新品では手が届かない高級ギターを購入できた」という喜びや、「経年変化による独特の音色に惹かれた」という感想が聞かれます。
また、傷や使用感が味わいと捉えられ、「長く誰かに愛されてきた楽器を受け継ぐことで、演奏に特別な感情が湧く」という意見もあります。
さらに、楽器店で購入した場合、専門家が整備しているケースが多く、安心して購入できたという声も上がっています。
中古ギターは、適切な選び方をすれば、価格以上の価値を感じられる選択肢であることがわかります。
辛口評価
一方で、中古ギター購入の際に苦い思いをした人の意見も少なくありません。
特に多いのは、購入後に状態不良が見つかり、修理費用がかさんだというケースです。
「見た目は良かったのに、弾いてみるとネックが反っていた」「ピックアップが正常に動作せず、結局修理に出す羽目になった」といった声が寄せられています。
また、インターネットで購入した場合、「写真と実物の印象が違った」「音色がイメージと違ってがっかりした」という感想もあります。
保証がないことによる不安や、返品ができずに泣き寝入りしたという経験も報告されています。
初心者にとっては、これらのリスクを見極めるのが難しいため、中古ギターを避けるべきだと感じた人も多いようです。
中古ギターはやめとけ?購入する際のポイント

中古ギターを選ぶ際には、購入する場所や方法が非常に重要です。
それによって、楽器の状態や価格、購入後のサポートに大きな違いが出ます。
ここでは、初心者にもわかりやすく中古ギターの購入ポイントをご紹介します。
正しい知識を持っていれば、後悔のない選択ができるでしょう。
どこで買う?中古ギターの購入方法
中古ギターを購入できる場所には、楽器店やネットショップ、オークションサイト、フリーマーケット、リサイクルショップなどがあります。
それぞれにメリットやデメリットがあるため、自分のニーズや予算に合った方法を選ぶことが大切です。
以下では、各購入方法の特徴を詳しく解説します。
楽器店で購入する
楽器店での購入は、初心者にとって最も安心できる方法です。
専門スタッフがメンテナンスを行い、動作確認が済んでいるため、状態の良いギターを手に入れることができます。
また、試奏ができる点も大きなメリットです。
購入後のアフターサポートが充実している店舗も多く、不具合があった場合に相談しやすい環境が整っています。
ただし、新品に近い価格になる場合もあるため、予算には注意が必要です。
ネットショップで購入する
ネットショップは、店舗に足を運ぶ必要がなく、手軽に購入できるのが魅力です。
多くの選択肢があり、値段の比較も簡単にできます。
ただし、実物を確認できないため、状態が写真や説明と異なる可能性があります。
信頼できるショップを選び、返品や交換の対応があるかどうかを事前に確認することが大切です。
また、レビューや評価を参考にすることで、購入リスクを減らすことができます。
ネットオークションで購入する
ネットオークションは、掘り出し物を見つけるチャンスがある一方、リスクも伴います。
相場より安く購入できることもありますが、状態が悪い場合や、説明が不十分なケースもあります。
個人間の取引では保証がない場合がほとんどで、トラブルが起きても対応が難しいことが多いです。
初心者の場合は、詳しい知識がないと失敗しやすい方法といえます。
フリーマーケットで購入する
フリーマーケットでは、実際に出品者と対面しながらギターを確認できます。
これにより、状態を直接確かめられる点がメリットです。
また、交渉次第で価格を下げてもらえる可能性もあります。
ただし、専門的な知識がないと不具合を見逃すリスクがあり、アフターサポートが期待できない点がデメリットです。
購入前にしっかり試奏し、不安があれば購入を控えるのが無難です。
リサイクルショップで購入する
リサイクルショップは、掘り出し物が見つかることもある反面、楽器の専門知識がない店舗が多いため、状態が保証されないことがあります。
価格が安い場合もありますが、後で修理が必要になる可能性を考慮しておくべきです。
また、専門店とは異なり、試奏ができない場合が多い点も初心者にとってはデメリットです。
購入前にスタッフに詳細を確認するなど、慎重な判断が求められます。
中古ギターおすすめショップ3選

中古ギターを購入する際、どのショップで買うかはとても重要です。
信頼できるショップを選ぶことで、良質なギターを手に入れるだけでなく、購入後のトラブルを防ぐことができます。
ここでは、特におすすめの中古ギターショップを3つご紹介します。
イシバシ楽器
イシバシ楽器は、楽器専門店として全国的に有名なショップです。
中古ギターの取り扱いも豊富で、種類や価格帯が幅広く、初心者からプロまで利用されています。
全ての中古品は専門スタッフによる点検とメンテナンスが施されているため、安心して購入できます。
また、試奏スペースも充実しており、購入前にじっくり音色や弾き心地を確認できるのが魅力です。
オンラインショップでも在庫情報をチェックできるため、店舗に行けない場合でも手軽に選べます。
ハードオフ
ハードオフは、リユースショップとして全国展開しており、中古ギターをリーズナブルな価格で購入できる点が特徴です。
掘り出し物を見つけられることが多く、思わぬお得な買い物ができる可能性があります。
ただし、楽器専門の店舗ではないため、商品の状態にばらつきがある場合もあります。
そのため、実際に足を運び、見た目や動作をしっかり確認することをおすすめします。
購入後の保証がないことが多いので、自己責任での選択が必要です。
サウンドハウス
サウンドハウスは、楽器や音響機器を取り扱うオンラインショップとして定評があります。
中古ギターも取り扱っており、詳細な写真や説明文が掲載されているため、状態を把握しやすいのがポイントです。
価格設定も比較的リーズナブルで、コストパフォーマンスを重視する人におすすめです。
また、返品ポリシーがしっかりしているため、万が一のトラブルにも対応しやすい点が魅力です。
地方在住で近くに楽器店がない人でも、オンラインで手軽に良質な中古ギターを購入できます。
店以外で中古ギターを買う際の注意点

中古ギターを個人間取引や非専門店で購入する場合は、店舗で購入する場合以上に注意が必要です。
商品の状態や信頼性が確認しにくいため、事前にリスクを理解し、慎重に判断することが大切です。
ここでは、店以外で購入する際に注意すべきポイントをご紹介します。
商品の状態を確認する
個人間取引やフリーマーケットでは、商品の状態をしっかり確認することが重要です。
特にネックの反りやフレットの摩耗、ピックアップの動作状況など、演奏に直接影響を及ぼす部分を重点的にチェックしてください。
写真だけでは状態を見極めるのが難しいため、実物を確認できる場合は必ず現物を見てから購入を決断しましょう。
状態の良し悪しがわからない場合は、専門家に相談するのもおすすめです。
信頼できる相手か確認
購入相手が信頼できる人物かどうかを確認することも重要です。
取引相手の評価やレビューが確認できる場合は、過去の取引内容をしっかりチェックしてください。
匿名性が高い場合や、相手の情報が不十分な場合はリスクが高まります。
不明点や疑問点がある場合は、詳細に質問し、誠実に対応してくれるかどうかで信頼度を見極めましょう。
価格相場を調べる
購入前に、同じモデルや類似のギターの価格相場を調べておくことを忘れないでください。
相場を知らないと、高額で購入してしまったり、逆に安すぎる商品に疑念を抱くことになります。
価格が相場よりも大幅に低い場合は、不具合や偽物の可能性も考慮し、慎重に判断する必要があります。
付属品の有無を確認
中古ギターを購入する際には、付属品の有無も重要なポイントです。
特に純正ケースやケーブル、チューナーなどが含まれているかを確認してください。
これらの付属品が揃っていないと、追加で購入する必要があり、結果的に予算オーバーになる可能性があります。
事前に出品者に問い合わせ、必要な付属品が揃っているかどうかを確認しましょう。
試奏できないことを理解する
店以外で購入する場合、試奏できないケースが多いことを理解しておく必要があります。
特にネット取引では、音色や弾き心地を確認できないまま購入することになります。
そのため、事前にモデルの特性や音色を調べておくと良いでしょう。
また、返品が可能かどうかも確認しておくことで、万が一のトラブルに備えることができます。
良い中古ギターの見分け方

中古ギターを購入する際、状態をしっかり確認することが非常に重要です。
細部まで注意を払い、問題のないギターを選ぶことで、購入後のトラブルを防げます。
ここでは、良い中古ギターを見分けるためのポイントを解説します。
ネックが反り返っていない
ネックの反りは、弦高や音程の安定性に大きな影響を与えます。
ギターを水平に構え、ネックを目線で確認することで、反りや曲がりがないかをチェックしましょう。
軽い反りであれば調整可能な場合もありますが、大きく反っている場合は修理費が高額になることがあるため、避けたほうが無難です。
フレットが摩耗していない
フレットが摩耗していると、音が正確に鳴らず、演奏に支障をきたす場合があります。
特に、よく使われるフレット(1~5フレット付近)が削れていないか確認してください。
摩耗が激しい場合は、フレット交換が必要になるため、修理コストを考慮して購入を検討することが重要です。
ボディにひびが入っていない
ボディにひびや大きな傷があると、音響特性に悪影響を与えるだけでなく、ギターの耐久性にも影響します。
特に接着部分や木材の継ぎ目を重点的に確認し、異常がないかを確かめましょう。
見た目がきれいでも、細かなひび割れが隠れている場合があるので、光の角度を変えながらしっかり観察することが大切です。
ペグがスムーズに回る
ペグの動作がスムーズでない場合、チューニングが安定しない原因となります。
ペグを実際に回してみて、硬すぎたり、逆に緩すぎたりしないかを確認してください。
また、ペグが錆びている場合は交換が必要になるため、その点も見逃さないようにしましょう。
ブリッジが安定している
ブリッジは弦の張力を支える重要なパーツです。
緩んでいたり、剥がれかけている場合は、演奏中に不具合が発生する可能性があります。
特にアコースティックギターの場合、ブリッジがしっかりボディに固定されているかを確認し、不安定なものは避けましょう。
ピックアップが錆びていない
エレキギターの場合、ピックアップの状態が音に大きく影響します。
ピックアップが錆びていると、音質が劣化するだけでなく、最悪の場合動作しないこともあります。
見た目に錆びがないかを確認し、可能であればアンプに接続して音をチェックすることをおすすめします。
スイッチが正しく動作する
スイッチ類は、エレキギターの音作りに欠かせない部分です。
スイッチが正確に動作しないと、意図した音を作れないだけでなく、演奏に支障が出ることがあります。
購入前にスイッチを何度か動かしてみて、接触不良がないかを確認してください。
また、ノイズが発生しないかも注意深くチェックすることが重要です。
中古ギターに関するよくある質問

中古ギターを購入する際には、さまざまな疑問が浮かぶものです。
ここでは、中古ギターに関するよくある質問に答え、選択の参考になる情報をお届けします。
中古ギターの相場はどのくらい?
中古ギターの相場は、ブランド、モデル、状態、そして購入先によって大きく異なります。
一般的なエレキギターであれば、数千円から数万円、高価なブランドや限定モデルでは10万円以上になることもあります。
また、傷が少なく状態が良いものや、メンテナンス済みのものは、相場よりも高めの価格設定となることが多いです。
購入を検討しているモデルの新規購入価格と中古価格を比較して、納得のいく範囲内で選ぶのがポイントです。
汚い中古ギターが高いのはなぜ?
見た目が汚れていても価格が高い場合、そのギターが希少価値のあるモデルや、高品質の部品が使われている可能性があります。
特にヴィンテージギターや廃番になったモデルは、コレクターズアイテムとして価値が高まることがあります。
また、見た目の汚れは表面的なものであり、音質や演奏性能には影響しないケースもあるため、価格に反映されないことがあるのです。
そのため、外見だけで判断せず、内部の状態や音色を確認することが大切です。
中古ギターはどれくらいの期間使える?
中古ギターの寿命は、元の状態と使用頻度、そしてメンテナンス次第です。
定期的にメンテナンスを行えば、10年以上使用できる場合もあります。
ただし、長期間放置されていたギターや、消耗が激しい部分(フレットやネックなど)にダメージがある場合は、寿命が短くなる可能性があります。
購入後も定期的に手入れを行うことで、ギターを長く愛用できるでしょう。
ハードオフの中古ギターは安心して買える?
ハードオフは、全国展開しているリサイクルショップで、多くの中古ギターが取り扱われています。
信頼できる店舗で購入すれば、一定の基準でチェックされた商品が手に入るため、比較的安心です。
ただし、専門の楽器店に比べると、ギターの状態チェックが専門的でない場合もあります。
購入前に、ギターの状態を自分の目で確認し、不安があればスタッフに詳細を尋ねるようにしましょう。
ネットで実物を確認せずに買っても大丈夫?
ネットで中古ギターを購入する際は、写真や説明文だけでは状態が十分にわからないことがあります。
そのため、購入する前に、詳細な写真や状態についての問い合わせを行うことが重要です。
また、返品や交換が可能な店舗を選ぶことで、万が一のトラブルを回避しやすくなります。
信頼できるショップや、レビュー評価が高い出品者から購入するのがおすすめです。
実物を確認できないリスクを理解しつつ、慎重に選ぶよう心がけましょう。
中古ギターをよく買っていた体験談

フリーターの頃、バンド仲間に「中古ギターはやめとけ」と言われたのをよく覚えています。
しかし、色んなギターや楽器を試したかったので、ヤフオクで中古ばかり買っていました。
最初は不安でしたが、新品よりも価格が安いし、どんどんハマっていったのです。
筆者の相棒であるGibson DCも中古で買ったものだし、ベースやドラムのスネアも買っていました。
もちろん、ぜんぶが良い購入だったとは言えません。
届いたギターのネックが反っていて返品したり、写真では分からなかった傷が目立つものもありました。
それでも、オークションでは相場より安く手に入るし、近所の楽器店に売ってないギターに出会えるのが楽しかったです。
気をつけたのは、出品者の評価をしっかり確認することと、質問でギターの状態を細かく聞くこと。
それを徹底してからは、大きな失敗は減りました。
振り返ればトラブルもありましたが、筆者にとって中古ギターを買う経験は、自分の楽器選びの目を鍛える良い練習にもなったと思っています。
そして何より、音楽を続けるモチベーションを維持するのに役立ちました。
中古ギターはやめとけの総括
記事のポイントをまとめます。
- 中古ギターは状態確認が難しく初心者にはリスクが高い
- 修理やメンテナンス費用が購入価格を超える場合がある
- 偽物や不良品に当たる可能性があるため注意が必要
- 保証がない中古品はトラブル発生時の対応が難しい
- ネックの反りやフレットの摩耗は音質に大きく影響する
- 安心して練習するためには信頼できる店舗で購入するのが望ましい
- 初心者は音色や弾き心地の違いを正確に判断しづらい
- 購入時の情報不足が満足感やモチベーション低下につながる
- 試奏できない場合は商品の詳細をしっかり確認する必要がある
- 信頼できる出品者やショップを選ぶことが成功の鍵となる