アルトサックスの始め方ガイド|最初に揃えるものと練習の順番

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アルトサックスを始めるために必要なものと費用の目安
「アルトサックスを始めたいけれど、まず何を揃えればいいのかわからない」
初心者が最初につまずきやすいのが、必要な道具と費用の部分です。サックスは見た目が華やかで憧れやすい楽器ですが、ギターやピアノと比べると、最初に必要なものが少しわかりにくい楽器でもあります。
この記事では、アルトサックスを始めるために最低限必要なもの、費用の目安、そして初心者がどの順番で練習を進めればよいかをわかりやすく解説します。
①アルトサックス本体
初心者が選ぶ最初の1本として定番なのが、ヤマハ・YAS-280です。実売価格は時期や店舗によって変わりますが、10万円前後がひとつの目安になります。
サックスは安すぎる入門モデルを選ぶと、音程が安定しにくかったり、キーの動きが悪かったりして、かえって練習しづらくなることがあります。初心者ほど「自分が悪いのか、楽器が悪いのか」が判断できないため、ある程度信頼できるメーカーの楽器を選ぶことが大切です。
最初から高級モデルを買う必要はありませんが、長く使える1本を選ぶと、結果的に買い替えの回数を減らせます。予算を抑えたい場合は、楽器店の認定中古品や整備済み中古を検討するのもよいでしょう。
②リード
リードは、マウスピースに取り付ける薄い板のようなパーツです。これが振動することでサックスの音が出ます。リードがないとサックスは吹けません。
価格は10枚入りで3,000〜4,000円程度が目安です。リードは消耗品なので、割れたり、へたってきたりしたら交換が必要になります。
初心者には硬さ「2番」または「2半」あたりが吹きやすいです。硬すぎるリードを選ぶと音が出にくく、最初から苦しく感じてしまうことがあります。
③チューナー・メトロノーム
チューナーは、自分の音程が合っているかを確認するための道具です。メトロノームは、一定のテンポで演奏する練習に使います。
最初から専用機器を買わなくても、スマートフォンの無料アプリで代用できます。チューナーアプリやメトロノームアプリを入れておけば、初心者の練習には十分役立ちます。
特にサックスは、同じ指使いでも息の入れ方や口の形によって音程が変わりやすい楽器です。早い段階からチューナーを見る習慣をつけておくと、音程感覚が身につきやすくなります。
④クリーニングスワブ
クリーニングスワブは、練習後に管の中の水分を拭き取るための布です。価格は1,000〜2,000円程度が目安です。
サックスは息を吹き込む楽器なので、演奏後は内部に水分が残ります。そのまま放置すると、においや汚れ、タンポの劣化につながることがあります。
練習が終わったら必ずスワブを通す。これは初心者のうちから習慣にしておきたい基本です。
⑤ストラップ
アルトサックスは首からストラップをかけて支えながら演奏します。新品のサックスには付属していることも多いですが、首への負担が気になる場合は、クッション性のあるストラップや肩で支えるタイプを選ぶと楽になります。
価格は2,000〜5,000円程度が目安です。最初は付属品でも問題ありませんが、長時間吹くようになったら自分に合うものを探してみるとよいでしょう。
費用まとめ
| アイテム | 目安金額 |
|---|---|
| アルトサックス本体 | 8万〜15万円 |
| リード | 3,000〜4,000円 |
| チューナー・メトロノーム | 無料アプリで代用可 |
| クリーニングスワブ | 1,000〜2,000円 |
| ストラップ | 付属品または2,000〜5,000円程度 |
| 合計目安 | 約8万〜16万円 |
アルトサックスはレンタルと購入どちらがいい?
「いきなり10万円前後の楽器を買うのは不安」という方は、レンタルから始める方法もあります。
楽器レンタルサービスでは、月額数千円〜1万円前後でアルトサックスを借りられることがあります。自分に合うか試したい方、続けられるか不安な方にはレンタルも選択肢になります。
一方で、半年以上続けるつもりがあるなら、購入した方が結果的に安くなる場合もあります。自分の楽器を持つことで愛着がわき、練習のモチベーションが上がる人も多いです。
まず試したいならレンタル、長く趣味にしたいなら購入。このように考えると選びやすいでしょう。
初心者にアルトサックスがおすすめされる理由
サックスには、ソプラノサックス、アルトサックス、テナーサックス、バリトンサックスなどがあります。その中でも初心者に最もおすすめされやすいのがアルトサックスです。
理由のひとつは、サイズと重さのバランスがよいことです。テナーサックスより軽く、ソプラノサックスより音程が安定しやすいため、最初の1本として扱いやすい楽器です。
また、アルトサックスは教材や楽譜、解説動画が非常に多くあります。ポップス、ジャズ、クラシック、吹奏楽など幅広いジャンルで使われているため、練習曲も見つけやすいです。
「どのサックスから始めればいいかわからない」という方は、まずアルトサックスを選んでおけば大きく失敗しにくいでしょう。
アルトサックス初心者が最初に知っておきたい基礎
サックスは、ただ強く息を吹けばよい楽器ではありません。初心者ほど「大きく吹かなきゃ」と思って力んでしまいますが、実際にはリラックスした状態で、安定した息を入れることが大切です。
特に重要なのが、アンブシュアと呼ばれる口の形です。上の歯をマウスピースに軽く乗せ、下唇を少し巻き込むようにして、マウスピースを支えます。
最初は口に力が入りすぎたり、息が弱すぎたりして、音が裏返ることもあります。しかし、これは初心者なら誰でも通る道です。最初からきれいな音を出そうとしすぎず、まずは音が出る感覚をつかむことを目標にしましょう。
練習の順番|最初の3ヶ月でやること
独学で始める場合、練習の順番はとても重要です。いきなり難しい曲に挑戦すると、変な癖がついたり、思うように吹けずに挫折しやすくなります。
第1段階 音を出す練習
最初の1〜2週間は、正しい口の形と息の入れ方を覚える期間です。まずは音が出れば十分です。
ドレミファソラシドをゆっくり吹き、指使いと音の出し方に慣れていきましょう。最初から速く吹く必要はありません。むしろ、ひとつひとつの音を丁寧に出すことが大切です。
第2段階 ロングトーンで音を安定させる
音が出るようになったら、次はロングトーンを練習します。ロングトーンとは、ひとつの音をまっすぐ長く伸ばす練習です。
地味な練習に感じるかもしれませんが、サックスの上達には欠かせません。息の量、音程、音色を安定させるための基礎になります。
最初は5秒、慣れてきたら8秒、10秒と少しずつ伸ばしていきましょう。
第3段階 指使いを覚える
音が安定してきたら、指使いを覚えていきます。最初は低いドから高いドまでの1オクターブを確実に吹けるようにしましょう。
サックスはキーが多く見えますが、基本の指使いを覚えれば、簡単な曲は演奏できるようになります。焦って全部の音を覚えようとせず、よく使う音から少しずつ増やしていくのがおすすめです。
第4段階 簡単な曲に挑戦する
2〜3ヶ月目に入ったら、簡単な曲に挑戦してみましょう。最初は自分がよく知っているメロディを選ぶのがコツです。
知らない曲よりも、頭の中でメロディを思い浮かべられる曲の方が、リズムや音程をつかみやすくなります。
童謡、簡単なポップス、映画音楽の短いフレーズなどから始めると、演奏する楽しさを感じやすいでしょう。
毎日どれくらい練習すればいい?
初心者の場合、1日30分程度でも十分です。大切なのは長時間練習することより、短時間でも継続することです。
おすすめの練習メニューは、最初の10分でロングトーン、次の10分で指使い、最後の10分で曲の練習という流れです。
毎日2時間練習しようとすると、忙しい社会人や学生には続きにくくなります。まずは「1日10分でも楽器を触る」くらいの気持ちで始めると、習慣にしやすいです。
独学で始める場合の最大の課題
アルトサックスは独学でも始められます。しかし、独学には大きな課題があります。
それは、自分の吹き方が正しいかどうか判断しにくいことです。
教本を読んでも、アンブシュアの感覚や息の入れ方は文字だけではわかりにくいものです。YouTubeにも多くの解説動画がありますが、情報が断片的で、どの順番で練習すればよいかわからなくなることもあります。
この課題を解決する方法のひとつが、プロ講師のレッスンを段階順に収録した動画教材を使うことです。
憧れのサックスが吹けた!歌うだけでサックスがぐんぐん上達する初心者向け講座は、音楽経験ゼロの方を対象に、音の出し方から段階的に学べるカリキュラムが特徴です。
映像で正しい口の形や息の使い方を確認できるため、独学でも「この順番で練習すればいい」という流れをつかみやすくなります。
初心者が挫折しないためのポイント
サックス初心者が挫折しやすい理由は、「思ったよりきれいな音が出ない」「練習の成果がわかりにくい」「何を練習すればいいかわからない」というものです。
これを防ぐには、最初から完璧を目指さないことが大切です。
まずは1曲を最後まで吹けるようになる。昨日より少し長く音を伸ばせるようになる。録音して1ヶ月前の自分と比べる。
このように小さな成長を確認できるようにすると、練習を続けやすくなります。
よくある質問
楽譜が読めなくても始められますか?
楽譜が読めなくても始められます。最初は指使いと音の出し方を覚えることが優先です。楽譜は練習を続ける中で少しずつ読めるようになります。
大人から始めても遅くありませんか?
遅くありません。アルトサックスは40代・50代・60代から始める人も多い楽器です。趣味として楽しむなら、年齢よりも継続することの方が大切です。
アパートでも練習できますか?
サックスは音量が大きめの楽器なので、集合住宅では練習場所に工夫が必要です。自宅で短時間だけ練習したり、カラオケボックスや音楽スタジオを利用したりする人もいます。
まとめ
アルトサックスを始めるために最低限必要なのは、本体、リード、クリーニングスワブです。加えて、チューナーやメトロノーム、ストラップがあると練習しやすくなります。
費用は本体込みで8万〜16万円程度がひとつの目安です。続けられるか不安な場合はレンタルから始める方法もあります。
練習は「音を出す」「音を安定させる」「指使いを覚える」「簡単な曲を吹く」という順番で進めるのがおすすめです。
アルトサックスは、音楽経験ゼロでも始めやすい楽器です。正しい道具と練習の順番を知っておけば、独学でも迷わず一歩を踏み出せます。


