ギターを弾いているときに、「なんだかダサく見える」と言われた経験はありませんか?
特にギターの位置が高いと、思いもよらない評価をされる場合があります。
せっかく頑張って演奏しているのに、そんな言葉をかけられるのは少し悲しいですよね。
実は、ギターの位置ひとつで、見た目や演奏の印象が大きく変わってしまうことがあるんです。
ギターの位置が高すぎると窮屈に見えてしまい、「ダサい」と思われても仕方ありません。
そこで本記事では、ギターの位置が高いとダサく見える理由から、ダサく見えないためのコツ、さらには見た目と演奏の両方でバランスを取る方法までを徹底解説します。
この記事を読むことで、ギターの位置を調整して自分にぴったりのスタイルを見つけられるだけでなく、演奏する姿がより魅力的に見える方法がわかります。
もし、ギターの位置で悩んでいるのであれば、ぜひ参考にしてください。
一緒にギターの位置について学びながら、自信を持って演奏できるスタイルを手に入れましょう。
- 見た目と演奏のバランスが取れるギター位置の調整法
- ギターの位置が与える印象とパフォーマンスの影響についての理解
- 自分に合ったストラップの長さや最適な構え方の具体的な提案
- 有名ギタリストのスタイルを参考にした演奏スタイルのヒント
ギターの位置が高いとダサい理由と気になる点

ギターを構える位置は、見た目にも大きく影響するため、多くのギタリストが気にするポイントです。
特に位置が高すぎると、「ダサい」と言われることも。
ここでは、その理由と懸念点について詳しく見ていきましょう。
- ギターの位置が高いとダサいと言われる理由
- ギターを高くして演奏するメリット
- 理想のギターストラップの長さとは?
- エレキギターに最適な構える位置は?
- アコギのストラップ位置はどこがいい?
ギターの位置が高いとダサいと言われる理由
「ギターの位置が高いとダサい」と感じられるのには、いくつかの理由があります。
それぞれの要因を知ることで、自分の見せ方を改善するヒントが得られるでしょう。
時代遅れに見える
ギターの位置が高いと、昔のバンドスタイルを思わせる場合があります。
1980年代以前のギタリストには、演奏の安定性を重視してストラップを短く調整する人が多く、これが「古臭い」と感じられる原因になっています。
しかし、現代ではギターをやや低い位置で構えるスタイルが主流です。
そのため、位置が高いと「古い時代の流行を引きずっている」と思われがちです。
特に若い世代の間では、ファッションや音楽のスタイルが「今っぽさ」を重視する傾向が強く、ギターの位置ひとつでもトレンドに敏感に反応するのです。
動きづらくなる
ギターの位置が高いと、身体全体を使った演奏がしにくくなります。
例えば、エレキギターの派手なアクションやライブでのパフォーマンスは、ある程度の動きやすさが求められます。
ストラップを短くしすぎると、腕の可動範囲が狭くなり、スムーズな演奏やダイナミックな動きが制限されてしまいます。
また、見ている人からも「窮屈そう」「不自然」といった印象を持たれる可能性があります。
自由に動きながら演奏する姿はかっこよく見えるため、動きの制限は見た目にも影響を与えやすい要素なのです。
目立たなくなる
位置が高すぎると、ギター本体が身体に隠れてしまうため、ステージ上での存在感が薄れることがあります。
ライブ演奏では、ギター自体も観客を引きつける大切な要素のひとつ。
特にエレキギターの独特なデザインやカッティングは、視覚的にもインパクトを与えます。
しかし、位置が高すぎると、その魅力が十分に伝わりません。
見た目におけるギターの配置は、自分自身をどう見せるかというパフォーマンスの一部であり、位置次第で印象が大きく変わります。
自信なさげに見える
ギターの位置が高いと、視線が下向きになりがちで、自信のない印象を与えることがあります。
特に初心者の場合、手元を確認しやすいようにと高い位置で演奏することが多いですが、
これは「慣れていない」「余裕がない」と受け取られることも。
演奏技術に問題がなくても、見た目の印象が演奏者の自信度を反映しているように感じられるのです。
自信を持って演奏しているように見せるためには、姿勢や視線の方向も重要なポイントです。
バランスが悪く見える
高い位置にギターを構えると、身体全体のバランスが不自然に見えることがあります。
特に背が高い人や、がっしりとした体型の人は、ギターが高すぎると全体のシルエットがアンバランスになりやすいです。
また、ストラップの調整が間違っていると、ギターが傾いたり、偏った位置に見えることも。
これは観客から見たときに違和感を覚えさせる原因になります。
バランスの良い見た目は、自然なスタンスや動きとともに、演奏全体を洗練されたものに見せる重要な要素です。
ギターを高くして演奏するメリット

ギターを高い位置で構えることには、ダサいと言われるだけではなく、多くのメリットもあります。
特に演奏に集中したいときや、自分らしいスタイルを追求したい人には、非常に有効な方法です。
以下では、その利点について詳しく解説します。
演奏の安定感が増す
ギターを高い位置に構えると、手元が安定しやすくなります。
ストラップを短くすることで、ギターが身体に密着し、動きが少なくなるため、正確なピッキングやフィンガリングが可能になります。
特に速弾きや複雑なコード進行を弾く際には、この安定感が大きな助けになります。
また、初心者や手が小さい人にとっても、ギターをしっかりと支えやすくなるため、よりスムーズな演奏が可能です。
結果として、ミスが減り、自信を持って演奏できるようになります。
姿勢が良くなる
ギターを高い位置で構えることで、自然と背筋が伸び、正しい姿勢を保ちやすくなります。
低い位置で構えると前傾姿勢になりがちですが、高い位置なら身体の負担が少なく、長時間の演奏でも疲れにくくなります。
特に練習時には、正しい姿勢を保つことで筋肉や関節に余計な負担をかけず、健康的に演奏を続けることができます。
正しい姿勢は、演奏のパフォーマンスだけでなく、見た目にも良い印象を与えます。
手元が見えやすい
ギターが高い位置にあると、弦や指板を確認しやすくなります。
初心者にとっては特に有益で、正確に指を置けることで演奏スキルが向上します。
また、複雑なコードやソロを弾く際に、手元を一瞬で確認できるのは安心感につながります。
この視覚的なメリットにより、演奏の精度が高まり、よりスムーズに曲を仕上げることができるようになります。
落ち着いて見える
ギターを高い位置で演奏すると、落ち着いた雰囲気を演出できます。
特にクラシックやジャズなど、洗練された演奏スタイルを求められる場面では、ギターを高めに構えることで知的で成熟した印象を与えることができます。
派手な動きや演出が必要ないシチュエーションでは、この落ち着いた見た目がむしろ「かっこいい」と評価される場合もあります。
個性を表現しやすい
ギターの位置を高く構えることは、自分の個性をアピールする手段にもなります。
他のギタリストとは違うスタイルを追求することで、「あの人らしい」と思われる特徴を作り出せます。
たとえば、クラシカルな演奏スタイルや、独特な構え方が印象的なギタリストは、その姿勢自体がトレードマークになっている場合もあります。
ギターの位置ひとつで個性を強調し、自分の演奏スタイルをより際立たせることができるのです。
理想のギターストラップの長さとは?

ギターストラップの長さは、演奏の快適さと見た目のバランスを左右する重要な要素です。
理想の長さは、演奏スタイルや身体のサイズ、ギターの種類によって異なりますが、基本的には「楽に演奏できる位置」が基準になります。
具体的には、立って演奏する場合に、ギターのボディが腰の高さからやや下にくる位置が一般的です。
この位置なら、手が無理なく届き、動きやすさを確保できます。
また、ストラップの長さを調整する際は、座ったときと立ったときのポジションが大きく変わらないようにするのがポイントです。
これは特にライブや練習の際に、どちらの体勢でもスムーズに演奏できるためです。
さらに、ストラップの幅や素材も重要で、幅が広いものや滑りにくい素材を選ぶと、肩への負担が軽減され、長時間の演奏でも疲れにくくなります。
エレキギターに最適な構える位置は?

エレキギターは、音楽ジャンルや演奏スタイルに応じて構える位置が変わりますが、多くのギタリストが目指すのは「見た目の良さと演奏しやすさのバランス」です。
最適な位置は、ギターのボディが腰骨のあたり、あるいはその少し下(おへそ辺り)にくるような位置とされています。
この高さは、腕の自由度を保ちながら、手首に負担をかけずにピッキングやコードチェンジがしやすくなるためです。
特にロックやメタルでは、やや低めに構えるスタイルが人気で、見た目のクールさを演出できます。
一方で、ジャズやポップスなどの繊細な演奏が求められる場合は、やや高めに構えることで演奏の安定感が増します。
エレキギターの場合、音楽スタイルに合わせて微調整を行い、自分が一番快適に演奏できる高さを見つけることが大切です。
アコギのストラップ位置はどこがいい?

アコースティックギターは、エレキギターとは異なる特性があるため、ストラップの位置もそれに合わせて調整する必要があります。
一般的に、アコギのストラップ位置は、座って演奏する際の自然な姿勢を基準にします。
具体的には、立った状態でもギターのボディが胸の下あたりに収まる位置が理想的です。
この高さなら、右手でのストロークやフィンガーピッキングが行いやすくなり、左手もスムーズにコードチェンジができるようになります。
また、アコギの場合は、ギターが大きめで重量があるため、ストラップの安定性が重要です。
幅が広く、肩にしっかりフィットするストラップを選ぶことで、長時間の演奏でも疲れにくくなります。
さらに、ストラップの調整によってギターの音色や響きも影響を受けるため、自分にとって心地よい高さを見つけることが、演奏の質を向上させるポイントになります。
ギターの位置が高いとダサい?低い位置で演奏するコツ

ギターを構える位置は、演奏のスタイルや見た目に大きな影響を与えます。
特に低い位置で演奏するスタイルは、クールな印象を与えるだけでなく、独特のメリットがあります。
ここでは、ギターを低い位置に構える際の利点と演奏をスムーズにするためのコツについて解説します。
- ギターを低い位置にするメリット
- 低い位置にしても安定して演奏する方法
- ギターの位置が低いギタリスト(世界)
- ギターの位置が低いギタリスト(日本)
- ギター位置を低くする時の注意点
- ギターの位置が高くてダサいと言われた話
ギターを低い位置にするメリット
ギターを低めに構えると、見た目の印象が変わるだけでなく、演奏の自由度やパフォーマンスに良い影響を与えることがあります。
具体的なメリットを順に見ていきましょう。
見た目がクールになる
低い位置でギターを構えるスタイルは、多くのロックギタリストにとって象徴的なスタイルです。
ギターが腰や太もものあたりにくることで、リラックスした雰囲気や大胆な印象を与えることができます。
このスタイルは、観客に「自信がある」「自然体でかっこいい」と感じさせる効果があります。
また、ライブパフォーマンスでは、身体全体を使ったダイナミックな動きが映えるため、より迫力のある演奏が可能になります。
低い位置のスタイルは、見た目のインパクトを重視するギタリストにとって最適な選択肢と言えるでしょう。
腕が動かしやすい
ギターが低い位置にあると、腕全体を大きく使った動きがしやすくなります。
特にストロークやパワーコードを多用する演奏では、自由度の高い動きが求められるため、低い位置のほうがスムーズに演奏できます。
また、リズムギターを中心としたスタイルでは、広い可動域を確保することで、力強い音を生み出しやすくなります。
ギターを低く構えることで、身体の自然な動きが演奏に反映され、より表現力豊かな演奏が可能になるでしょう。
肩が疲れにくい
ギターが低い位置にあると、肩にかかる負担が軽減されます。
高い位置で演奏すると、肩を上げたり腕を縮めたりする必要があり、長時間の演奏では肩や首に疲労が溜まりやすくなります。
一方で、低い位置にすると肩をリラックスした状態で演奏できるため、快適さが向上します。
特に長時間のライブや練習の際には、この差が顕著に現れます。
ストラップを調整して、肩の負担を最小限にすることが、楽しく演奏を続けるためのポイントです。
ミュート奏法が行いやすい
低い位置でギターを構えると、右手のポジションが自然な角度になるため、ミュート奏法がやりやすくなります。
特にパームミュートを多用するロックやメタルの演奏では、この右手の動きやすさが重要です。
弦を軽く押さえる感覚を安定させやすくなるため、リズムのキレや音の粒立ちが向上します。
また、ミュート奏法は曲のダイナミクスを大きく左右するテクニックなので、より表現力豊かな演奏が可能になります。
ピッキングに力強さが出る
ギターが低い位置にあると、腕全体の動きを活かしてピッキングすることができるため、音に力強さが加わります。
特に速いリフや激しいストロークを必要とする曲では、この力強いピッキングが演奏に迫力を与えます。
また、低い位置でのピッキングは、身体の自然な動きを活かせるため、疲労を抑えながら効率的に音を出すことが可能です。
このスタイルは、観客にエネルギッシュな演奏を届けたいギタリストにとって理想的な選択肢と言えます。
低い位置にしても安定して演奏する方法

ギターを低い位置で構えるスタイルは見た目がクールですが、演奏が不安定になりやすい一面もあります。
そのため、適切な方法を実践して安定感を保つことが重要です。
ここでは、ギターを低い位置で構えた際に演奏をスムーズにする具体的な方法を解説します。
滑りにくいストラップを使用
ギターが低い位置にある場合、ストラップの選び方が演奏の安定感に大きく影響します。
滑りやすいストラップを使用すると、ギターが動きやすくなり、演奏中に位置がズレてしまうことがあります。
これを防ぐためには、滑り止め加工が施された素材や幅が広いストラップを選ぶと良いでしょう。
特にスウェードやラバー加工のストラップは安定性が高く、肩にしっかりフィットしてギターの位置を固定できます。
こうしたストラップを使用することで、思い切り演奏に集中できる環境が整います。
左手の親指をネックに正しく添える
ギターを低く構えると、左手の動きに余計な力が入ってしまうことがあります。
そのため、左手の親指をネックの裏側に正しく添えることが重要です。
このポジションを守ることで、指板全体を無理なく押さえることができ、スムーズなコードチェンジやスケールの運指が可能になります。
特に親指がネック上部に出てしまうと、手首や指に負担がかかり、演奏が不安定になることがあります。
正しい親指の位置を意識することで、ギターを低い位置で構えていても快適に演奏できます。
右肘を適度にボディ上部に固定
ギターを低い位置で構えた場合、右肘をボディ上部に適度に固定することで演奏が安定します。
右肘をしっかり固定することで、右手が弦に対して適切な角度を保ちやすくなり、ストロークやピッキングの精度が向上します。
また、肘の固定はギター全体の揺れを抑える役割も果たします。
ただし、肘を強く押し付けすぎると動きが制限されるため、自然な力加減を保つことがポイントです。
これにより、演奏中にギターが動きにくくなり、より安定したパフォーマンスが可能になります。
背筋を伸ばしてわずかに前傾姿勢
ギターを低く構える場合、姿勢を意識することも大切です。
背筋を伸ばし、わずかに前傾する姿勢を取ることで、ギターの位置が安定しやすくなります。
この姿勢は腕の可動域を広げ、左右の手がスムーズに動くための基本姿勢でもあります。
また、前傾姿勢を保つことで視線が自然と指板に向きやすくなるため、複雑なフレーズも演奏しやすくなります。
正しい姿勢を保つことで、長時間の演奏でも体に負担をかけにくく、快適にプレイを続けることができます。
両足を肩幅に開いて安定させる
足元の安定感も、低い位置での演奏を支える重要な要素です。
両足を肩幅に開いて立つことで、体全体のバランスが良くなり、ギターを安定して構えられるようになります。
また、この姿勢は演奏中の動きやすさにも寄与します。
例えば、リズムに乗って足を動かす際も、重心を崩さずにスムーズに移動できます。
さらに、足元が安定していると、身体の余計な動きを抑えられるため、演奏全体が洗練されて見える効果もあります。
このように、足元の安定感を意識することで、低い位置での演奏をより快適に行うことが可能になります。
ギターの位置が低いギタリスト(世界)

ギターを低い位置で構えるスタイルは、多くの伝説的なギタリストたちによって象徴的なものとなっています。
これらのギタリストは、個性的な演奏とスタイルで世界中のファンを魅了してきました。
以下では、ギターの位置が低いことで有名な5人のギタリストについてご紹介します。
スラッシュ / Guns N’ Roses
スラッシュは、ロック界を代表するギタリストの一人であり、その低いギターポジションがトレードマークです。
彼のギターは腰の下あたりまで下げられており、独特のハットとサングラスのスタイルと相まって、圧倒的な存在感を放っています。
スラッシュの低いポジションは、彼の大胆でエネルギッシュな演奏スタイルを象徴しています。
特に「Sweet Child O’ Mine」などの名曲で披露される流れるようなギターソロは、低い位置での巧みなピッキングとフレットワークによるものです。
見た目のインパクトと技術の両立がスラッシュの魅力です。
アンガス・ヤング / AC/DC
AC/DCのアンガス・ヤングは、小柄な体型を活かしたダイナミックなパフォーマンスで知られています。
彼のギターの位置はかなり低く、太もものあたりにギターがあることが特徴的です。
この位置は、彼のエネルギッシュなステージパフォーマンスを支えています。
特に、「Back in Black」や「Highway to Hell」といった曲では、リズムセクションを重視した彼のプレイスタイルが際立っています。
ギターを低く構えることで、観客に圧倒的なインパクトを与えつつ、身体全体を使ったパフォーマンスが可能になっています。
ジミー・ペイジ / Led Zeppelin
ジミー・ペイジは、レッド・ツェッペリンのギタリストとして、ロックの歴史にその名を刻んだ伝説のギタリストです。
彼のギターの位置は腰のあたりまで低く下げられており、その独特のスタイルは多くのギタリストに影響を与えています。
特に「Stairway to Heaven」や「Whole Lotta Love」でのパフォーマンスでは、低い位置での緻密なフィンガリングと圧巻のスライドギターを披露しています。
ジミーの低いギターポジションは、彼のカリスマ性を際立たせる要素の一つであり、観客を引き込む力を持っています。
キース・リチャーズ / The Rolling Stones
ローリング・ストーンズのキース・リチャーズは、ロックンロールの象徴的存在として知られています。
彼のギターは非常に低い位置に構えられており、肩の力を抜いたリラックスしたスタイルが特徴です。
このスタイルは、彼が奏でる独特のリズムギターに大きく貢献しています。
「Satisfaction」や「Start Me Up」などの曲で見られる、シンプルで力強いリフは、低い位置での演奏によってより一層際立っています。
キースのスタイルは、ギターがロックのスピリットそのものであることを体現しています。
ジョニー・ラモーン / Ramones
ラモーンズのジョニー・ラモーンは、パンクロックのアイコンとして知られています。
彼のギターの位置は非常に低く、膝のあたりまで下げられていることが特徴です。
この位置での高速なストロークプレイは、彼のパンク精神を象徴しています。
特に「Blitzkrieg Bop」や「I Wanna Be Sedated」といった楽曲では、彼の力強いピッキングとシンプルなコード進行がパンクの原点とも言えるエネルギーを生み出しています。
ジョニーの低いギターポジションは、見た目のインパクトだけでなく、彼の音楽スタイルの核となっています。
ギターの位置が低いギタリスト(日本)

日本のロック・ミュージックシーンでも、ギターの位置を低く構えることで独特のスタイルを確立したギタリストたちが存在します。
彼らの演奏スタイルやパフォーマンスは多くのファンを魅了し、音楽に深いインパクトを与えてきました。
以下では、ギターを低く構えるスタイルが印象的な5人の日本人ギタリストをご紹介します。
HIDE / X JAPAN
HIDEはX JAPANのギタリストとして、日本のヴィジュアル系ロックを代表する存在でした。
彼のギターの位置は非常に低く、膝近くに構えられるスタイルが特徴的です。
この低い位置での演奏は、彼の派手でエネルギッシュなステージパフォーマンスを引き立てていました。
「Rusty Nail」や「紅」などの楽曲では、テクニカルで感情的なギタープレイを披露し、彼の存在感を強調しています。
HIDEの低いギター位置は、彼のファッションや個性とも調和しており、ファンの心に深く刻まれています。
INORAN / LUNA SEA
LUNA SEAのINORANは、スタイリッシュでミステリアスな雰囲気を持つギタリストとして知られています。
彼のギターの位置も腰よりかなり低めで、シンプルかつ洗練されたプレイスタイルを象徴しています。
「ROSIER」や「SHINE」などの楽曲では、低い位置での演奏ながらも、繊細なアルペジオや力強いリフが際立っています。
INORANのスタイルは、彼の美学を表現するものであり、音楽と見た目の両面で多くのフォロワーを生み出しました。
TAKUMA / 10-FEET
10-FEETのTAKUMAは、パワフルでエネルギッシュなギタープレイで観客を魅了するギタリストです。
彼のギターは腰よりも低い位置に構えられており、激しいライブパフォーマンスの中でもしっかりと安定しています。
「RIVER」や「1sec」といった楽曲では、低い位置でのダイナミックなリズムプレイがバンドのサウンドに重厚感を与えています。
TAKUMAの低いギター位置は、ライブの臨場感を高め、観客を熱狂させる重要な要素となっています。
布袋寅泰 / BOOWY
布袋寅泰は、BOOWYのギタリストとして、またソロアーティストとしても日本のロックシーンを牽引してきました。
彼のギター位置は低めで、長い手足を活かしたダイナミックなプレイスタイルが特徴です。
「B・BLUE」や「MARIONETTE」では、シンプルながらも印象的なリフを低い位置での安定した演奏で披露しています。
布袋の低いギターポジションは、その独特のルックスと演奏スタイルを際立たせ、圧倒的な存在感を放っています。
横山健 / Hi-STANDARD
Hi-STANDARDの横山健は、日本のパンクシーンを象徴するギタリストです。
彼のギターは非常に低い位置で構えられ、激しいストロークプレイを特徴としています。
「Stay Gold」や「My First Kiss」では、パワフルで疾走感あふれる演奏が低いギターポジションから繰り出されています。
このスタイルは、横山の自由でエネルギッシュな音楽性を表現しており、観客との一体感を生み出すライブパフォーマンスの要ともなっています。
ギター位置を低くする時の注意点

ギターを低い位置で構えるスタイルはクールで魅力的ですが、その一方でいくつかの注意点があります。
見た目のスタイリッシュさを追求するだけでなく、演奏のしやすさや身体への負担にも気を配ることが大切です。
ここでは、ギターを低く構える際に考慮すべきポイントについて解説します。
演奏しにくくなる
ギターを低い位置に構えると、特に速いソロや複雑なフレット移動が難しくなる場合があります。
手首や指に必要以上の負荷がかかり、滑らかなフィンガリングが妨げられることがあります。
また、コードチェンジやピッキングが安定しづらくなる可能性もあるため、普段よりも演奏に注意が必要です。
このような状況を避けるためには、ストラップの長さを微調整して、自分にとって最適なバランスを見つけることが重要です。
姿勢が悪くなる
ギターを低く構えると、自然と背中を丸めたり、首を下げたりしてしまうことがあります。
このような姿勢は見た目にも悪影響を与えるだけでなく、長時間の演奏によって腰や首、肩に負担をかける可能性があります。
特に若いギタリストの場合、正しい姿勢を意識しないと、体に負担をかける悪い癖がついてしまうことがあります。
背筋を伸ばし、リラックスした状態で構えることを心がけましょう。
手首が疲れやすい
ギターを低く構えると、左手の手首を大きく曲げる必要が出てきます。
この姿勢は手首に大きな負担をかけ、長時間の演奏では疲れやすくなることがあります。
特にスムーズなフレット移動や早いソロパートを演奏する際には、この負担が顕著になります。
ストレッチやウォーミングアップを行い、負担を軽減するよう心がけることが大切です。
慣れるまで動きにくい
ギターの位置を低くするスタイルは、特に初心者にとって慣れるまで動きにくく感じることがあります。
立った状態での演奏やステージ上での動きが制限され、ぎこちない印象を与えてしまうこともあります。
この問題を克服するためには、繰り返し練習を行い、低い位置での演奏に慣れることが必要です。
また、徐々にストラップの長さを調整しながら、無理なく適応していくのがおすすめです。
ギターが外れる可能性
低い位置でギターを構えると、ストラップにかかる負荷が増し、演奏中にストラップが外れる可能性があります。
このような事態は、ライブ中や練習中にギターが落下してしまう原因にもなり、楽器が傷つくリスクを伴います。
ストラップロックや滑り止めが付いたストラップを使用することで、この問題を防ぐことができます。
安全対策を講じて、安心して演奏を楽しむことが大切です。
ギターの位置が高くてダサいと言われた話

初めてバンドのスタジオ練習に参加したときのことです。
緊張しながらギターを構えていた筆者に、メンバーの一人が「そのギターの位置、高くない?ダサいよ」と笑いながら言いました。
その場では苦笑いするしかありませんでしたが、内心ではかなりショックを受けました。
実際、鏡で自分の姿を確認してみると、ギターが胸のあたりまで上がっていて、たしかに不格好に見えます。
その日から、自分なりに「ダサく見えない位置」を探る練習が始まりました。
筆者はHIDEが好きなので、HIDEと同じような位置にギターを構えましたが、それだと上手く弾けません。
ストラップの長さを調整して、おへそあたりに固定することで、安定して弾けるようになりました。
最初はピッキングがぎこちなくなり、イラッとすることもありましたが、慣れるうちに見た目も動きも少しずつ良くなったと思います。
次の練習では「いいね!」とメンバーから褒められ、ようやく自信が持てるようになりました。
やはりギタリストは見た目も重要であり、エレキギターをやるのであれば、低くして弾ける必要があると感じました。
ギターの位置が高いとダサいの総括
記事のポイントをまとめます。
- ギターの位置が見た目や演奏の印象に大きく影響する重要な要素である
- 高い位置のギターはダサく見える理由として時代遅れ感がある
- ギターを高く構えると安定感や姿勢の良さなど演奏のメリットが得られる
- 理想のギターストラップ位置は見た目と演奏の両立がポイントになる
- エレキギターの位置はおへそ付近がバランスの取れた選択肢である
- アコギでは演奏スタイルに応じた柔軟なストラップ調整が大切である
- ギターを低く構えると見た目がクールで動きやすいという利点がある
- 低い位置でも安定して演奏するための正しい姿勢とテクニックが必要
- 世界の有名ギタリストのスタイルから学べることが多い
- ギター位置を調整することで自信を持った演奏スタイルを実現できる