ピックガードなしのテレキャスってどう？メリットとデメリット
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テレキャスターのピックガードを外したらどうなる？
この記事では、ピックガードなしテレキャスの見た目・音への影響・メンテナンス性を解説。
ピックガードレスのメリットとデメリットをわかりやすく紹介します。
ピックガードなしのテレキャスはある？
テレキャスター（Telecaster）は、フェンダーが1950年代に発表した世界初の量産型エレキギターです。
特徴的なボディシェイプと、シンプルな2シングル構造で多くのギタリストに愛されています。
その中でも、「ピックガードなし」のテレキャスターは少し珍しい存在。
一般的なテレキャスは、ピックアップ配線を隠すためにピックガードが取り付けられていますが、モデルやカスタム仕様によってはピックガードを外したり、最初からピックガードレス仕様になっているものもあります。
一見すると無骨で大人っぽいデザインですが、実際の使用感や音への影響はどうなのでしょうか？
そもそもピックガードって何のためにある？
エレキギターのピックガードは、ただの“保護板”ではありません。
モデルによっては配線やピックアップを隠す役割も兼ねています。
たとえば、ストラトキャスターはピックガードの下にピックアップや配線が収納されており、
ピックガードを外すことで内部の電子部品にアクセスできる構造になっています。
つまり、
- 傷を防ぐ
- 内部パーツを固定・保護する
- 見た目のデザインを整える
という3つの機能的な意味を持っているのです。
関連記事：ギターのピックガードって何のためにあるの？なしでも大丈夫？
ピックガードなしによる木目やカラーを活かせる美しさ
ピックガードなしテレキャスの最大の魅力は、ボディの木目や塗装がそのまま見える美しさです。
ピックガードがあるとどうしても「クラシックな雰囲気」になりますが、ピックガードを外すとよりモダンでスタイリッシュな印象になります。
ナチュラルフィニッシュやサンバーストなど、木の表情を生かしたカラーでは特に映えます。
また、見た目のカスタム性も高く、自分だけの個性を出したい人に人気です。
ピックガードなしでわずかに変化する音の響き方
ピックガードは基本的にプラスチック素材で、音の伝導にはほとんど影響がありません。
しかし、ピックガードを取り外すことでボディトップの共鳴がわずかに変化することはあります。
特に木材が薄い軽量モデルでは、ピックガードなしにすることで振動がより自由になり、ほんの少しだけ生鳴り感が増すこともあります。
とはいえ、アンプを通したサウンドでは大きな差は感じにくく、音質面での違いは「微妙な変化」と捉えてよいでしょう。
メンテナンス性の違い
ピックガードがない場合、内部配線へのアクセスがやや難しくなることがあります。
通常のテレキャスは、ピックガードを外すだけでピックアップや配線部分を確認できますが、ピックガードなしのモデルはコントロールプレートやブリッジ側からアクセスする必要があります。
つまり、改造や修理の際には少し手間がかかるのがデメリット。
逆に、ホコリや汚れが溜まりにくい点はメリットといえます。
ピックガードのあるテレキャスとの演奏面での違い
ピックガードは、ピッキング時にピックが当たる「保護パーツ」としての役割もあります。
そのため、ピックガードがないと、ピッキング位置や手の角度によってはボディに傷がつきやすくなる点には注意が必要です。
ただし、最近はピッキングを軽く行うプレイヤーも多く、実用的な問題になることは少ないでしょう。
「少しの傷も味として楽しむ」タイプのプレイヤーにはむしろ魅力に感じるかもしれません。
ピックガードなしのテレキャスのメリット・デメリットまとめ
| メリット | デメリット |
|---|---|
| ボディの木目が見えて見た目が美しい | ボディに傷がつきやすい |
| より軽量で、わずかに生鳴りが良くなる | 内部配線にアクセスしづらい |
| モダンでクールな印象 | 改造・交換時の作業がやや面倒 |
| オリジナル感が出せる | 伝統的なテレキャスらしさが薄れる |
ピックガードなしのテレキャスターおすすめモデル・カスタム例
Fender Custom Shop 2021 Vintage Custom '68 ありがとう NOS Pink Paisley仕様
初期のノーキャスターモデルを再現したヴィンテージ志向の一本。
ピックガードなしで木の風合いを存分に楽しめます。
Fender（フェンダー）Special Edition Custom Telecaster FMT HH Crimson Red Transparent
モダンテイストなサウンドとデザインを両立したカスタムブランド。
美しい木目が際立つナチュラル仕上げが人気。
Fender USA American Acoustasonic Telecaster
こちらもかなり個性派のテレキャスターとして、アコースティック仕様でボディの内側が空洞になっているタイプでピックガードも存在しないテレキャスターもあります。
DIYカスタム
既存のテレキャスのピックガードを外して、ビス穴を埋めて再塗装するカスタムも可能。
シンプルな構造のテレキャスだからこそ、個人での改造もしやすいモデルです。
ピックガードなしテレキャスは個性派におすすめ
ピックガードなしのテレキャスターは、音よりもルックスやこだわりの象徴としての意味が強い仕様です。
シンプルで無骨なその姿は、ステージでも存在感を放ちます。
一方で、メンテナンス性や傷への耐性など、多少のデメリットもあるため、
「とにかく見た目重視」「クラシックよりモダンな雰囲気が好き」という人におすすめです。
あなたのギターライフに、ちょっとしたカスタムの美学を取り入れてみませんか？
